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内容説明
本書は、児童生徒の問題行動に対し、米国で実践されている3層モデルを援用した“2層モデル”を提案し、この「クラスワイドな支援から個別支援へ」というモデルによって実践された、幼稚園・小学校・高等学校における5つの実践研究と、中学校での、クールワイドな支援に基づいた実践研究を紹介し、その有効性を検証する。
目次
1章 なぜクラスワイドな支援が必要なのか(通常の学級に在籍する問題行動を示す児童生徒;米国における3層モデルから各学級でできる2層モデルへ;クラスワイドな支援から個別支援へ;クラスワイドな支援を行うために―集団随伴性に基づいた支援;個別支援を行うために―機能的アセスメントに基づいた支援;インクルーシブ教育システムの構築)
2章 クラスワイドな支援から個別支援への実際(問題行動を示す幼児に対するクラスワイドな支援―非依存型集団随伴性と相互依存型集団随伴性の比較を通して;通常学級での授業参加に困難を示す児童への機能的アセスメントに基づいた支援;授業中に問題行動を示す小学校通常学級3年生に対する支援;通常学級に在籍する5名の授業参加に困難を示す児童に対する支援;中学校全体で取り組むユニバーサルな支援―UP、UDL、CWSSTの実践を通して;特別な教育的ニーズのある定時制高校生に対する学習支援―協同学習に相互依存型集団随伴性を組み合わせた介入の検討)
3章 まとめと今後の課題
著者等紹介
関戸英紀[セキドヒデノリ]
1956年石川県生まれ。1980年早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。1982年横浜国立大学大学院教育学研究科障害児教育専攻(修士課程)修了。横浜市立の中学校・養護学校、横浜国立大学教育学部附属養護学校を経て、1996年横浜国立大学教育学部講師。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授。博士(教育学)、臨床発達心理士、学校心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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