内容説明
「幼児虐待」「ストーカー」「アダルトチルドレン」「自殺」など、心の問題に起因する事件が毎日報道されている今日、これらの問題解決の手がかりとして臨床心理学が注目を浴びています。この本は、これから臨床心理学を勉強しようとする人たちに、日常の事例や最近話題になっている問題を多くとりあげ、「心理療法は本当に効くのか」「心理療法とカウンセリングはどう違うのか」といった素朴な疑問に対してわかりやすく解説し、さらに日進月歩の研究分野を紹介したテキストです。大学で教える一方、カウンセラーとしても活躍している著者が、臨床トレーニングの必要性を述べるとともに、科学的な臨床心理学の必要性を提起していきます。第二版では、第3章「心の問題」を大幅に改訂し、最新の心の問題について紹介します。身近な話題を紹介しつつ、最近のトピックも取り入れた、新しい臨床心理学の入門書。
目次
第1章 臨床心理学とは
第2章 臨床心理学の周辺の理論
第3章 心の問題
第4章 心理アセスメント
第5章 心理的問題に対するアプローチ
第6章 心理療法におけるカウンセラーとクライエント
著者等紹介
山口創[ヤマグチハジメ]
1967年静岡県に生まれる。1985年山口県立山口高等学校卒業。1991年早稲田大学人間科学部卒業。1996年早稲田大学大学院人間科学研究科修了。現在、桜美林大学教授博士(人間科学)。臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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