カメレオン人間の性格―セルフ・モニタリングの心理学

カメレオン人間の性格―セルフ・モニタリングの心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784761006341
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、一般の読者にはカメレオン人間の性格を正しく伝え、評価することを教えてくれ、心理学専攻者には一つのテーマのもと、どのように研究を展開していったらいいか、学問のやり方を教えてくれています。

目次

1 セルフ・モニタリングとは
2 セルフ・モニタリングと人間関係
3 セルフ・モニタリングの応用
4 セルフ・モニタリングの起源と発達
5 セルフ・モニタリングの本質
6 セルフ・モニタリングの理論的枠組み

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒダン

9
その場に最適な自分をプロデュースする高セルフモニターと自分の信条をベースにふるまう低セルフモニターの二種類に人は分類できる。どちらが優れているということはなく、それぞれに固有の対となる性質がいくつもある。統計的手法により実際に二つのタイプに分かれることが明らかになっている。つまり本質的、心の奥深くではどちらか一方の特質しか持たないが、それが顕在化するレベルにおいてはセルフモニタリング度は連続な値を持つ。その特質の選択には遺伝的要因が影響している。この辺りの話は心理学のモデルの立て方が見えて興味深かった。2016/03/29

fujimic

0
セルフ・モニタリング傾向の研究史のような一冊。 日本人は典型的な高モニター(セルフ・モニタリング傾向の高い人、置かれている状況に合わせて自分を変えようとする人)とされているけれども、高モニターの特徴に挙げられている諸々が、日本人に当てはまっているのか、いまいち納得がいかない。 社会心理学と性格心理学や、心理学的な統計もやや解説されているので、勉強したい人にはいいかも。 全く知らない人にはかなり読みにくいと思うので、本当に興味がある人なら。2020/07/26

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