内容説明
児童福祉とは気の毒な子どもたちのためのもので、自分の子どもには無縁のものだと思っている人がいるが、次代を担う児童の健全育成は、たんに親の責任だけでなく、国民的課題となっている。本書は、そうした要請に応えて、永年、児童福祉の研究・実践に携わってきた著者たちが、その専門性を生かして分りやすく述べたテキスト・入門書で、第1編では、児童福祉の歴史と現況をできるだけ平易に解説し、第2編では、家庭、保育、教育、非行の問題をとりあげ、とくに最近の社会問題となっている、いじめ、登校拒否の現状と対策について述べている。
目次
第1編 児童と福祉(児童福祉の理念;児童福祉の歩み;児童福祉を支えるもの;児童福祉を営む施設)
第2編 現代の児童をとりまく諸問題について(児童と家庭;保育について;教育について;障害児の教育と保育について;非行について;現代の児童の問題行動について)
参考資料(児童憲章;国連の児童権利宣言)