著者等紹介
のろさかん[ノロサカン]
1936年岐阜県に生まれる。主に詩・童謡の世界で活躍。絵本や童話・古典文学の研究書・評論などもてがける。日本児童文学者協会・詩と音楽の会会員・龍谷大学・種智院大学などで古典文学・児童文化などの講座を持っている
二俣英五郎[フタマタエイゴロウ]
北海道に生まれる。絵本作品に「とりかえっこ」(絵本にっぽん賞受賞)など
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
二股英五郎さんの絵が好きで借りました。たくさんの虫たちが素朴だけど可愛らしい。「なんでもあげたくなるびょうき」が流行り、あまだれはかたつむりにピアノの音をあげてしまいます。その音で靴下を作り、それをみていたみのむしが欲しがります。そこで病気にかかり、かたつむりの光のあしあとをもらい…。23の虫たちが登場します。2021/04/07
ほんわか・かめ
10
図書館リサイクル本。キレイな状態。人気がなかったのだろうか。読メ登録者も私一人。のろさかんさんといえば、『こわれた1000の楽器』が小4教科書(東京書籍版)に載っていたような。この本は『のはらうた』と『きげんのいいリス』を足したような世界観で気に入った。あまだれピアノの音を横糸に、お月さまの光を縦糸にして編まれた帽子。虹色の風が吹くとみんなは《なんでもあげたくなる病》にかかり、その帽子は森の生き物から生き物に渡って行く。若干唐突過ぎる気もするけど、展開が早くて結果的にいいのかも。〈2003/カワイ出版〉2020/09/07
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