著者等紹介
諸川春樹[モロカワハルキ]
1953年生まれ、東京大学大学院修了(西洋美術史)。現在、多摩美術大学教授。専攻はイタリア・ルネサンス美術史
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感想・レビュー
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新田新一
30
絵の中に出てくる動物に焦点を当てた画集。ロバやヤギ、ミツバチなど絵の中に多くの動物が出てきて、絵を構成する重要な要素になっている事が分かります。絵を描いた画家の解説も詳しく載っており、それを読む楽しさもありました。動物が絵の中に出てくる時は、寓意を持っていることもあります。例えば、ティツィアーノの「兎」は、聖母が兎を押さえつけている絵です。兎は色欲の象徴であり、聖母がそれを抑制しているわけです。私はバルビゾン派の絵が好きなので、素朴なタッチで少女と七面鳥の群れを描いた「七面鳥を飼う人」が特に印象的でした。2024/12/08
あおやけ
3
古代の画家たちがなぜハエを絵に描きこんだかご存知ですか?それは鑑賞者がハエを手で払うのを見たかったからだそうです。とてもチャーミングですね。 絵画にはいろんな動物が登場しているんですね。海の幸笑が描かれている作品が面白かったです。2012/07/10
つらら
0
もうちょっと解説ほしい。2015/07/02