内容説明
自己を認識する視点としてのアイデンティティや過去の想起などの問題、他者とかかわる場面で生じる自己開示やふれ合い恐怖などの問題、そして、自己形成に深くかかわる文化の問題、それらの最新の研究成果を提示。
目次
パーソナリティ心理学における自己心理学の展開
第1部 自己をとらえる視点(アイデンティティのとらえ方;過去への態度から自己をとらえる;疎外感との関連から自己をとらえる)
第2部 他者とのかかわりにおける自己(自己開示からみた対人的自己;自己呈示からみた対人的自己;ふれ合い恐怖と青年期の友人関係;自己愛からみた自己と他者)
第3部 文化とのかかわりにおける自己(教科書に描かれた発達期待と自己;文化と集合的自尊感情;文化とパーソナリティ―自己形成における文化の影響)
著者等紹介
岡田努[オカダツトム]
1991年東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。博士(心理学)。新潟大学教育学部助教授、立教大学文学部助教授を経て、金沢大学人文学類教授
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1983年東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。博士(心理学)。川村短期大学講師、大阪大学大学院人間科学研究科助教授を経て、名城大学人間学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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