出版社内容情報
「学習意欲」について、動機づけ研究の諸理論によって多角的に説明することを通してその心理的な背景を明らかにする。「学習意欲」について,動機づけ研究の諸理論によって多角的に説明することを通してその心理学的な背景を明らかにすると同時に,その意味の統合的な明確化を試み,教育心理学の観点から知見を整理する。
第1 章 学習意欲とは何か
1 心理現象としての学習意欲
2 動機づけの教育心理学
3 学習意欲の心理学
第2 章 意味づける主体――認知論からのアプローチ
1 意味づける主体としての学び手――認知のメカニズム
2 価値と目標
3 期待と自己概念
4 認知プロセスと動機づけ
第3 章 感応する主体――感情論からのアプローチ
1 感応する主体としての学び手――感情のメカニズム
2 学習意欲に埋め込まれた感情:教室での感情体験
3 興味
4 フロー
5 評価不安
第4 章 躍動する主体――欲求論からのアプローチ
1 躍動する主体としての学び手――欲求のメカニズム
2 学習を促す欲求の種類と構造
3 内発的動機づけと外発的動機づけ
4 達成動機づけ
5 自尊欲求
6 パーソナリティと適性
第5 章 学習意欲を育むフィールド――環境論からのアプローチ
1 教育環境という視座
2 教育環境のデザイン
3 教育環境のダイナミズム
鹿毛 雅治[カゲ マサハル]
著・文・その他
目次
第1章 学習意欲とは何か(心理現象としての学習意欲;動機づけの教育心理学 ほか)
第2章 意味づける主体―認知論からのアプローチ(意味づける主体としての学び手―認知のメカニズム;価値と目標 ほか)
第3章 感応する主体―感情論からのアプローチ(感応する主体としての学び手―感情のメカニズム;学習意欲に埋め込まれた感情:教室での感情体験 ほか)
第4章 躍動する主体―欲求論からのアプローチ(躍動する主体としての学び手―欲求のメカニズム;学習を促す欲求の種類と構造 ほか)
第5章 学習意欲を育むフィールド―環境論からのアプローチ(教育環境という視座;教育環境のデザイン ほか)
著者等紹介
鹿毛雅治[カゲマサハル]
慶應義塾大学教職課程センター教授/同大学院社会学研究科委員(教育学専攻)。1964年、横浜市生まれ。横浜国立大学教育学部心理学専攻卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻修士課程修了、同博士課程単位取得退学、博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾大学教職課程センター助手、同専任講師、同助教授、スタンフォード大学心理学部客員研究員、東京大学大学院教育学研究科客員教授等を経て、現職。専門は、教育心理学、特に学習意欲論、授業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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てっき
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