出版社内容情報
子どもとのかかわりを中心に、具体的な考え方や実践例から、学級経営の在り方を論じる。教師の仕事には一筋縄ではいかない困難さが伴う。教職を目指す学生と若手教師のために、カウンセリング感覚、学級経営の在り方、教師の在り方や自己成長などの論点から、〈教師として心得たいこと〉を解説する。
はじめに
序 章 教師のカウンセリング感覚
 1 子どもの気持ちに寄り添う
2 「聴く」ことを大切にする
3 子どもの内面に触れる
4 5つのステップに学ぶ
5 気持ちを伝える
第1章 学級経営の基本   
 1 学級経営の考え方
 2 学級経営の4つの視点
 3 学級の集団形成
 4 授業づくりの方途
 5 学級経営の評価
 第2章 子どもの学校・学級生活の援助
 1 基本的な生活習慣の指導 
 2 夏休み明けの生活習慣の指導
 3 子どもを引きつける話し方 
 4 「学級崩壊」を防ぐ
5 配慮を要する子どもの援助
 6 「私の学級観・指導観」をもつ
7 「子ども理解」の大切さ・困難さ
 
 第3章 子どもの自己成長の援助
 1 自己を生かす能力
 2 子ども同士の関係づくり
3 「学び方」の援助 
 4 子どものメンタルヘルスの対応
 5 教師に求められる「いじめ」対応
  
 第4章 保護者とのかかわり
1 4月当初の保護者との出会い
2 保護者からのクレーム対応 
 3 クレームに対処する話し方 
 4 保護者との協力態勢づくり
第5章 教育課題を学級経営に活かす
1 人権教育の指導
 2 児童虐待の防止
 3 子どもへの体罰
 4 TT(ティーム・ティーチング)指導の在り方
 第6章 教師としての成長
 1 教師の〈こころ〉の健康維持
 2 組織の一員としての力量形成
 3 校内研究に学ぶ教師の在り方
 4 身につけたい教師の基本マナー
索引
コラム
   1 子どもとの〈関係づくり〉の3要件   
    2 建設的なパーソナリティ変化が起こるための6つの条件 
    3 子どもとの信頼関係づくり――学級教師の実践例   
    4 〈4つの経営〉を基盤にした学級経営診断
    5 学級経営と生徒指導の関係
    6 教師のライフステージをつくる日々の研究活動
    7 『生徒指導提要』の発刊
    8 生徒指導
    9 教育相談
    10 中1ギャップ
   11 いじめ行為の例
    12 いじめ対応の例――教師間の動き
   13 保護者のクレーム:「あの子と同じクラスにしないで」
    14 保護者との相談:「何かと相談を持ちかけるK男の母親」
    15 学校をよく休ませる保護者への対応
    16 体罰に関する文部科学省の見解
    17 教師のストレスコントロール度チェック
   18 教師として知っておきたい「こころの病」
有村 久春[アリムラ ヒサハル]
著・文・その他
目次
序章 教師のカウンセリング感覚
第1章 学級経営の基本
第2章 子どもの学校・学級生活の援助
第3章 子どもの自己成長の援助
第4章 保護者とのかかわり
第5章 教育課題を学級経営に活かす
第6章 教師としての成長
著者等紹介
有村久春[アリムラヒサハル]
帝京科学大学教授。昭和23年鹿児島県生。東京都公立学校教員、青梅市教育委員会及び東京都教育委員会指導主事、青梅市教育委員会指導室長、東京都公立学校校長を務めたのち、平成10年から昭和女子大学勤務(教師・助教授・教授)。府中市教育委員(平成17年10月~19年9月)。平成19年9月から岐阜大学教授。平成22年4月から現職。この間、文部科学省のいじめ問題に関する調査研究委員、学習指導要領・特別活動の改訂委員、学級経営の充実に関する調査研究委員、小学校新教育課程中央説明会の助言者、児童生徒の社会性を育むための生徒指導プログラム研究開発会議委員、人権教育の指導方法等に関する調査研究会議委員、独立行政法人教員研修センター研修講師、生徒指導提要の執筆者などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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