出版社内容情報
「古代の言語をめぐる魅力的な物語……新たな発見が待っている」(ガーディアン紙)
「見事な偉業」(ニュー・サイエンティスト誌)
人類史のかたわらにあった、無数の言語の誕生、死、分裂。
世界で最も成功した言語は、移民が運んだ「純粋さ」とはほど遠い言語である。
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5000年前にはまだ取るに足らなかった古代の言語、「インド・ヨーロッパ祖語(プロト・インド・ヨーロッパ)」の子孫言語を、今日、人類のほぼ半数が使用している。なぜこんな事態が起きたのか? 著名なジャーナリストが、言語学者、考古学者、遺伝学者とともにその謎に挑む。人々と言語がふたたび大移動をはじめた現代において、彼らが発見した事実が私たちにもたらす教訓とは何か。ガーディアン紙、サイエンティフィック・アメリカン誌ほかが選ぶ、2025年のベストブック。
“言語はアイデンティティ戦争の戦場になりつつあり、言語の「純粋さ」を保つことは、壁を築きたい人々のための正当化の根拠にもなっている。だが彼らにとっては残念なことに、知られているなかで、世界で最も成功した言語は移民が運んだハイブリッド言語だった。それは移動しながら変化し、変化するのをやめたときに死を迎えた。”(本文より)
【目次】
プロローグ
はじめに――アーリア人礼賛(アーリオマニア)
第一章 起源――闇に包まれた言語
第二章 聖なる春――インド・ヨーロッパ祖語
第三章 同格のなかの筆頭――アナトリア語派
第四章 山脈を越えて――トカラ語
第五章 舞い上がるヒバリ――ケルト語派、ゲルマン語族、イタリック語派
第六章 彷徨う馬――インド・イラン語派
第七章 北方の牧歌――バルト語派とスラヴ語派
第八章 険しきウィルサより来たりし者たち――アルバニア語、アルメニア語、ギリシア語
結び――合い言葉(シボレテ)
年表
系統図
謝辞
参考文献
註
索引
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