- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
1539年、スペイン・セビーリャ―世界最高の図書館をつくりあげたのはコロンブスの息子だった。あらゆる分野におよぶ蔵書は、ヨーロッパ一の規模を誇り、さらにその図書館には驚くべき“仕掛け”があった―。持ち主の名はエルナンド・コロン、コロンブスの私生児である。15世紀半ばのグーテンベルクの印刷革命から100年足らず、ルネサンス、宗教改革、大航海時代の最前線で世界のありとあらゆる情報を集めて目録化しようと試みた書物狂の知られざる物語。
目次
プロローグ セビーリャ 一五三九年七月一二日
第1部 魔法使いの弟子(大洋からの帰還;純血の宮廷で;予言の書;父と子;夜の知識)
第2部 絵であらわされる言語(靴と船と封〓;世界都市;秩序の構造;辞書の帝国)
第3部 世界地図(悪魔は細部に宿る;故郷に勝る場所はなし;切り取る;壁のない図書館)
第4部 ものに秩序を与える(新たなヨーロッパ、変わらないヨーロッパ;どこにもない国の王;最後の指示;エピローグ―船のかけら)
著者等紹介
ウィルソン=リー,エドワード[ウィルソンリー,エドワード] [Wilson‐Lee,Edward]
ケニアに生まれ、スイスを経て、オックスフォード、ケンブリッジで大学時代を過ごす。現在はケンブリッジ大学シドニー・サセックス・カレッジで中世・ルネサンス文学を教える。主な著書にShakespeare in Swahililandなどがある。『コロンブスの図書館』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞最終ノミネート、ヘッセル・ティルトマン賞受賞
五十嵐加奈子[イガラシカナコ]
翻訳家。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 雪の女王 角川文庫