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社史の図書館と司書の物語―神奈川県立川崎図書館社史室の5年史

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  • 商品コード 9784760147816

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳩羽

10
社史をコレクションとして持っている神奈川県立川崎図書館の、社史を使った広報、イベント、講演会といった社史室のプチ歴史。確かに社史を編纂しなければならない立場の人にとっては、社史についての講演はこれ以上にないくらいのビジネス支援だろう。投票イベントなどは作り方によって広報の機会が複数あること、広報したい層のことをよく考えることなど勉強になった。人数を集めればよいというタイプのイベントではないときこそ、必要な人のところに質の良いものを出会わせることができたらいいと思う。2017/02/28

スターライト

8
恥ずかしながら、社史に特化したコレクションを持った公共図書館があるとは、本書を読むまで知らなかった!そしてその担当者である著者の高田さんのバイタリティーとアイデアのすごいこと。「社史」などという一部関係者にしか興味がないような分野を、蔵書を武器にしながら宣伝し、人を結び付け、そして収集にもつながる活動には脱帽。社史づくりにかかわる人々の思いと、何より著者の社史愛(?)あふれるエピソードの連続に感動した。文化としての社史をこれからも広く伝えていっていただきたいし、同じ業種で働く自分も頑張らねばと思った。2017/05/06

kenitirokikuti

4
図書館にて。著者は神奈川県立川崎図書館の司書。1954年に県立図書館が横浜市西区に、続いて1958年にふたつめが京浜工業地帯の中心である川崎市川崎区に開館する。後者は一般向けの本だけでなく、科学・技術や商工業に関係深いものに重点が置かれ、館内に商工資料室かわ設けられた。1995年に川崎市立図書館が開館し、県立川崎図書館は産業分野に特化する。このとき、社史室が作られた。2016年時点で約1万8千点の社史類が所蔵、開架で公開されている。2021/04/17

yyhhyy

2
社史収集で有名な川崎県立図書館の社史担当が行ったイベントや寄稿文の紹介。あるトピックスを定めて関係しそうな企業の社史を複数読んで調べてみるなど、社史の楽しみ方のヒントになり面白い。2024/03/09

新人

2
図書館本。今まで社史には一切興味がなかったけれど、読んでみたいと思う本がいっぱい出てきた。イベント、展示、配布物など、資料と読者を結びつけるために出来ることは何でもやっている感じで参考になる。 社史は「日本の文化」というのには納得。伝統ある企業が多い日本だからこそ出せる社史を、これからも守り育てていってほしい。2017/07/08

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