「愛」って何?―わかりあえない男女の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760140718
  • NDC分類 158
  • Cコード C0010

内容説明

男と女の恋愛は、なぜすれ違ってしまうのか?そもそも愛には、性別による違いがあるのか?好きになる気持ちから幸せの法則、愛する技術までを俎上にのせ、愛の迷宮の核心に迫る。

目次

1 女と男(暗い遺産―愛は生物学とどんな関係があるか;経済的なセックスとは?―なぜ遺伝子は利己的でないか;裕福なモズ、確固たるヒキガエル―女と男はそれぞれ何を求めるとされているか;私にはあなたの見ないものが見える―本当に男女は違った考え方をするのか;性と性格―私たちの第二の自然)
2 愛(ダーウィンのためらい―愛をセックスと分かつもの;錯綜した考え―愛はなぜ情動ではないのか;私の間脳と私―私は愛したい人を愛せるか?;運命に関わる仕事―愛することは技術か?;きわめて普通の非現実性―愛と期待との関係)
3 現代の愛(恋に焦がれて?―なぜ私たちはますます恋愛を追い求め、しかもますます得難くなっているのか;恋愛を買う―消費の対象としての恋愛;愛情あふれる家庭―何が残り、何が変わったか;現実感覚と可能性の感覚―なぜ私たちには愛がそれほど重要であり続けるか)

著者等紹介

プレヒト,リヒャルト・ダーフィト[プレヒト,リヒャルトダーフィト][Precht,Richard David]
ドイツの哲学者、評論家、作家。1964年、ドイツ西部のゾーリンゲン生まれ。94年ケルン大学で哲学博士号を取得。米シカゴ・トリビューン紙の特別研究員などを経て、ドイツ国内の主要な新聞や放送局の仕事に携わる。2007年に出した『私は誰?』(邦題『哲学オデュッセイ』)が100万部を超えるベストセラーとなり、世界32カ国語に翻訳される。「ポップな哲学者」として注目を集め、05~08年、テレビ局WDRの番組キャスターを務めた。11年、リューネブルクのロイファナ大学非常勤教授に就任。現在、新聞・雑誌への執筆のほか数多くの大学や学術会議で講演などを行なっている。ケルンとルクセンブルクに在住

柏木ゆう[カシワギユウ]
1958年東京生まれ。慶応義塾大学文学部独文科卒業。出版社勤務を経て、フリーランスで翻訳、編集等に携わる。2009年、ハンブルクに滞在

津守滋[ツモリシゲル]
1939年大阪生まれ。京都大学法学部卒業。外務省勤務(駐ミャンマー大使ほか)、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授などを経て、桐蔭横浜大学法学部・立命館アジア太平洋大学各客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MasakiZACKY

2
哲学者である著者が愛について考察する一冊。進化心理学を批判しながら進む前半は面白かったが、社会学的観点から書いてある後半は…なんだかよく分からなかった。前半を楽しむなら『利己的な遺伝子』と『女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化』を読んでおくのがお薦め。全体的に著者の考え方がかなり偏ってる気がするし、愛については結局よく分からずだし…愛については、社会学や哲学の観点からはあまり考えない方が無難に過ごせるのかもしれない…。でもそんな議論を読んでみたい人はどうぞ。2014/08/15

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