内容説明
鎖国下において、日本人22人の命を救ったアメリカ人たちは真の仲間だった!国境を越えた人間愛と感動の歴史ノンフィクション。
目次
第1章 大海を漂流する阿波船
第2章 南海の島に漂着した阿波船
第3章 異国船に救助される
第4章 救助された南部船
第5章 異国船上での生活
第6章 浦賀への入津
著者等紹介
油井宏子[アブライヒロコ]
1953年千葉県市川市生まれ。1976年東京女子大学文理学部史学科卒業。船橋市、市川市の公立中学校教諭を経て、1989年からNHK学園古文書講師。近世史や古文書を学ぶ面白さを、全国各地の講座やシンポジウムで紹介している。市川市博物館協議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harak
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くずし字の勉強のために借りたのだが、資料の取り扱っている内容が本当に興味深く、最後は感動!ペリー来航以前、捕鯨船マンハッタン号に助けられた漂流民の遭難から帰国までのお話。鳥島に流れ着いた人々が以前流れ着いた人々(自力で脱出)の残した石碑を見つけるところはあまりにドラマティック。読んでよかったと思います。 本筋から離れてますが、当時、地方により話し言葉は違っていたが、書き言葉は統一されていたという指摘は自分的には目からウロコポイント。2012/05/28
今西行
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面白い史料を用いていて好奇心をくすぐられた。古文書が読めればこういう史料を理解できるようになるのかと目の前が開けた具合だ2011/12/27
muny
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漂流船の顛末に感動。浦賀奉行江戸詰の土岐頼旨の論理に感動。小出箱館奉行の実父だね。2022/02/18