出版社内容情報
われわれはすべてを知り判断することは出来ない。1920年代米国を題材にした、現代政治の分析に有益な視座を与える研究。
内容説明
公衆への過大な期待に立つ民主主義は、とてもアブナイ。名著『世論』(本書では「輿論」)に続いて刊行されていた警醒の書、待望の邦訳!現代日本を覆う政治的無関心へのリアルな処方箋をも提示する、不朽の晴眼。
目次
しらけた人
達成できない理想
代理人と傍観者
公衆がすること
恣意的な力の中和
アリストテレスの尋ねた疑問
問題の性質
社会契約
公衆に用意された二つの問い
公的な討論の主な価値
欠陥のあるルール
改革の基準
輿論の原則
あるべき場所にある社会
統治者不在
無秩序の領域
著者等紹介
リップマン,ウォルター[リップマン,ウォルター][Lippmann,Walter]
1889年、ニューヨーク生まれ。ハーバード大学卒業。1913年、『ニューリパブリック』の創刊に参画し政治評論家となる。第一次世界大戦で和平構想の調査、立案に関わる。1922年、『ワールド』の論説委員に就任。1931年、『ニューヨークヘラルドトリビューン』に移り、論説「今日と明日」の執筆を開始する。1963年、『ワシントンポスト』に論説を引き継ぎ、『ニューズウィーク』に連載を持った。1974年、ニューヨークで死去した
河崎吉紀[カワサキヨシノリ]
1974年奈良県生まれ。同志社大学大学院文学研究科退学。博士(新聞学)。現在、同志社大学社会学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cockroach's garten
Honey
call
〆さば
ぽん教授(非実在系)
-
- 和書
- 神さまのおはなしきかせて