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知識の灯台―古代アレクサンドリア図書館の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760123438
  • NDC分類 242
  • Cコード C0000

出版社内容情報

膨大な資料に基き、古代アレクサンドリアの文化と歴史を数学者、天文学者、医学者、詩人等に光をあてた人物列伝形式で生き生きと描き出す。エジプト人の著者のルーツ探しともいえる新図書館開館記念プロジェクトの労作。

【著者紹介】
デレク・フラワー(Derek Flower)
著作家・テレビ局キャスター。
エジプトで幼少期を過ごす。「新アレクサンドリア図書館」の建設計画を機に35年ぶりにアレクサンドリアを再訪。本書は、彼自らのルーツを古代の知識人を描くことによって探っていきたい、という執筆動機によって、より奥深い味わいを醸し出している。

【主な内容】
アレクサンドロス大王/プトレマイオス王家/デメトリオス/幾何学者エウクレイデス(ユークリッド)/医学者カルケードンのヘロフィロス/歴史家マネトン/詩人テオクリトスとゼノドトス/詩人カリマコス/天文学者アリスタルコスとアポロニオス/万能の科学者エラトステネスと不世出の大天才アルキメデス/ファロス大灯台/『セプトゥアギンタ』(七十人訳聖書)/幾何学者ヘロン、天文学者ヒッパルコス、医学者ヘラクレイデスと最後の文法学者たち/占星術/王朝最後の女王クレオパトラと大火災/新時代の到来――アレクサンドリア学派の思想家たち/天文学者プトレマイオスと医学者ガレノス/アレクサンドリアと宗教/キリスト教的グノーシス主義者と新プラトン主義の創始者/初期キリスト教教父アレクサンドリアのクレメンス/「鋼の男」オリゲネス/迫害の百年/そして聖者たちは……/アレクサンドリア学派最後の三人の数学者/アリオスの論駁/セラペイオンの略奪/アレクサンドリア学派の最後を飾る悲運の思想家ヒュパティア

内容説明

数学、天文学、物理学、医学、工学、宗教、哲学…知の系譜の豊かな源泉が、ここにある。再び偉大なる叡智の岸辺とならん2300年の時を遡るルーツ探しの旅。

目次

序説 アレクサンドリア再訪
アレクサンドロス大王
プトレマイオス王家
デメトリオス
甦るアレクサンドリア図書館
幾何学者エウクレイデス(ユークリッド)
医学者カルケートンのヘロフィロス
歴史家マネトン
詩人テオクリトスとゼノドトス
詩人カリマコス〔ほか〕

著者等紹介

フラワー,デレク[フラワー,デレク][Flower,Derek Adie]
著作家・テレビ局キャスター。エジプトで幼年期を過ごし、多言語教育を受ける。その後、オックスフォード大学の現代言語学部を優等学位を得て卒業。若年期から一貫してエジプト学に関心を抱く。現在はローマに居を定めているが、毎年エジプトを訪れ、数週間は当地で過ごす。ヨーロッパ文化振興およびキリスト教各派合同運動推進センター(ローマの北部ファルファのインペリアル・アベイ大修道院内)の活動にも参画

柴田和雄[シバタカズオ]
1943年生まれ。若年期より言語と数学につよい関心を抱き続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズツキ

4
古代の叡智として有名ながらいまだ全貌がつかめず謎の多いアレクサンドリア図書館についての歴史上の偉人や出来事を絡ませながらの解説。叙事詩や詩学、天文学に物理学に哲学……と多種多様な知の体系が次々に出てくるのは感嘆せずにはいられない。ただ、かなり専門的である。2016/05/27

帯長襷

1
実家にあったのをナナメ読み。数学、幾何学、天文学、哲学…いろいろな知識人が集まる文化都市となった経緯と凋落、そして現代の新図書館建設までの物語。各学術分野の偉人紹介は、専門的で難しかったが、とにかく一級品ばかりが集まり、後世発見されたと言われていたものが実はアレキサンドリアでは発見されていて焼失などで発展が遅れただけだったなど、失われたことが本当にもったいない図書館。残っていたら世界遺産中の世界遺産ではなかろうか…。 同じく知の先進地であったシュメールの遺産が現代人によって破壊されていることが悲しい。2015/03/08

takao

0
うーん2016/08/31

てつこ

0
アレクサンドリア図書館の誕生、発展、黄金期と衰退の過程を追いつつ、知識の拡大を担った各分野の貢献者を紹介する内容。幾何学、医学、詩や天文学など、幅広い分野で高度な研究や文化が営まれていた事実に圧倒される。悲惨な最後を迎えた新プラトン主義の哲学者、ヒュパティアに興味あり。2018/09/08

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