出版社内容情報
本書の特徴
① 声に出して読む+意味から読む。
② くずし字、解読文(白文+釈文)、読み下し文、現代語訳が対照できる。
③ 文例・語彙の辞(字)典としても利用できる。
こんな人におすすめ
古文書特有の言葉や言い回しがわからない人/古文書のくずし字が読めない人/古文書を活字でしか読んだことがない人
第1章 候文の基本 1 候を読み解く 2 基本動詞を読み解く 3 頻出文字を読み解く/第2章 上に返って読む語(返読文字) 1 助動詞 2 動詞 3 助詞 4 その他/第3章 解読のポイントとなる品詞 1 接続詞 2 副詞 3 形容詞・形容動詞/第4章 助詞に用いられる変体仮名/第5章 文章を整える語(接頭語)/第6章 語句の末尾に付く言葉
内容説明
文章と言葉に慣れることからはじめて、古文書解読を体系的に習得できるように編集。
目次
第1章 候文の基本
第2章 上に返って読む字(返読文字)
第3章 解読のポイントとなる品詞(接続詞・副詞・形容詞・形容動詞)
第4章 助詞に用いられる変体仮名
第5章 文章を整える語(接頭語)
第6章 語句の末尾に付く語
第7章 大ざらい
著者等紹介
林英夫[ハヤシヒデオ]
1919年、愛知県尾西市生まれ。1943年、立教大学文学部史学科卒業。立教大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ATSU
5
はじめ,図書館で借りましたが,これは何度も繰り返し読む本だ!と思い,購入。いい勉強になります。2020/08/24
ウハタ
3
タイトルの通りの内容で大変勉強になりました。古文書の勉強を始めたら「前後の文章から推測する」要素が多く、当時の文に慣れてない身としてはそんな事言われてもさっぱりで(候の意味もよく解らない)、 そんな時この本を見付けて即購入。 「間敷」とか解らなかった単語の意味が書いてあって助かりました。2017/10/29
まふ
2
よく使われる決まった言い方を解説した教則本。いわゆる草書体がこれでかなり読めるような気がするようになった。考えてみれば、現在の日本語を書くとしても、人によって様々な癖があるわけであるから、古文書であっても読みやすいものがあったり、その逆もあるわけである。この本では、そのことに一言も触れていないが、やはり癖はあると思う。また、一例だけであったが、青蓮院流ではない崩し文字が出てきた。幕末の文書であるというが、自己流もあったというわけである。2006/05/16
ジッタン
1
再読2009/11/05
dobrydenkrtek
0
候文を勉強する必要が生じたために必要箇所を飛ばし読み。そのほかの部分もざっと見た。問題演習はしていないが、古文書を読む人はきちんと解いたら力がつくと思う。2025/02/27