ウイッチクラフト(魔女術)―都市魔術の誕生

ウイッチクラフト(魔女術)―都市魔術の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 162p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760107254
  • NDC分類 147.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

水晶占いやタロットカード占いの盛行,そして現代の「魔女」の出現。欧米において,オカルトは今やビジネス領域の一角を形成するまでになった。魔術的なものの復活の系譜と現状を紹介し,その都市性について考察する。

目次

プロローグ 魔女との出会い
第1章 魔女、復活す!
第2章 魔法円のなかで
第3章 魔法円の外へ
エピローグ そして、都市魔術の誕生
付録 ウイッカン・ワーク

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風見鶏

4
課題の参考資料に。読み物としておもしろかった。現代にも魔女が存在していて、まあ当然なのかもしれないけど、その魔女信仰が半ばでっちあげなものであるということ。しかしでっちあげだからどうという話ではなくて、世界の認識の手法の一つとしてウィッチクラフトというものを使っているだけですよ、という話。そうしたファンタジーの視点に即せば、偶然に風が吹いてもシルフが云々。魔女の系譜が現在どうなっているのか知りたかったので勉強になった。しかしどうも中世の魔女とは断絶がありそう。2014/01/21

in medio tutissimus ibis.

3
今日ある『魔女』とは、戦後のニューエイジ、フェミニズム、エコロジー、あるいは神智学等のムーブメントと同時に発展してきた、(キリスト教に対する)異端ならぬ異教を掲げる宗教的歴史的再創造を伴う呪術的な信仰である。傍から見れば他の諸運動とともにやがて主流において止揚されるのを待つアンチテーゼのように思う。異教であるという一点により命脈を保つかもしれないが、キリスト教に対しての異教以外の何者かにならなければ、結局は新マリア信仰的な何かになるだけだろう。バチカン辺り、我々が二千年前に通過した場所だ、とか思っていそう2017/06/10

明智紫苑

3
昔読んだ本を買い直して再読。この本を読んで、私は改めて、なぜ自分が某男性科学者を嫌っているのかが分かった。あの人のオカルト批判とは当人なりの「マッチョイズム」「男らしさ」アピールであり、私のフェミニズム的な資質がそれに対して「生理的に無理」レベルの嫌悪感を抱いてしまうのだ(まあ、某女性占い師さんも「反フェミ」で男社会に媚びる面があったから嫌いなのだが)。人は精神的な「ガス抜き」のために「ファンタジー」を必要とするのだ。2016/06/13

ちり

2
“魔女のムーブメントは、いわゆるカウンターカルチャーと歩調を合わせる形で登場してきた/ヒッピーたちがインドに「人間本来のありよう」を発見したのと同じように、魔女たちは自分たちの過去に何かを発見した”“身体性の回復、女性原理、エコロジー、意識変容”2016/02/28

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