ことばと文化の饗宴―西洋古典の源流と芸術・思想・社会の視座

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784759920390
  • NDC分類 041
  • Cコード C3098

目次

第1章 古典のアウロラ(アポロンの神託―ソフォクレス『オイディプス王』と『ソクラテスの弁明』に即して;幸福について―行為における充全な自己実現の発現としての幸福;「魂の翼」―魂の不死なる本性について)
第2章 テクストからの跳躍(ハインリヒ・フォン・フェルデケの『エネアス物語』に見られる恋愛力学―中世ヨーロッパにおける古典受容の一形態;『魔の山』にみる中断の意味;ピュグマリオン神話の普遍性―ローベルト・ムージルを手がかりとして)
第3章 音楽の転調(カストラートの流行と声の象徴性;スフィンクスの謎―シューマンの『謝肉祭』作品九における「音」と「ことば」)
第4章 思考の場(醜のダイナミズム―カントにおける「吐き気」をめぐる問題とアドルノの「市民意識」;メランコリー論の系譜―フロイト、アブラハム、ライク;書くことのできる言語で何を書いたのだろうか)
第5章 戦争体験とテクスト(過去、現在、未来―ハインリヒ・ベル『九時半の玉突き』;韓国で原爆を考える―三つの小説を中心に)

著者等紹介

田中一嘉[タナカカズヨシ]
一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了(学術博士)。成蹊大学文学部助手。中世ドイツ文学・文化研究

中村美智太郎[ナカムラミチタロウ]
慶應義塾大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(学術)。静岡大学教育学部講師。哲学・倫理学・近代ドイツ思想・教育思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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