内容説明
お宮の大きなすずは、いい音を出せるようになるために、しゅぎょうのたびに出かけました。日本のアンデルセン、久留島武彦の世界がよみがえる。
著者等紹介
久留島武彦[クルシマタケヒコ]
1874年6月19日大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)に生まれる。1958年紫綬褒章を授与される。1960年6月27日内臓ガンのため永眠(享年86歳)
黒井健[クロイケン]
新潟県新潟市生まれ。新潟大学教育学部美術科卒。出版社に入社、絵本の編集にたずさわった後に退社、フリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活動。2003年、山梨県清里に、自作絵本原画を常設する「黒井健絵本ハウス」を設立する。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
58
黒井健さんの絵に惹かれて。あるお宮にぶら下がる大きな鈴。でも、その音はガジャンガジャンとひどい音。鈴は一生懸命よく鳴ろうとするのですが……。あれ、この話知っている…。調べたら、まんが日本昔ばなしの「鈴と観音様」とよく似てる。アニメのスタッフが昔ばなしとしてアレンジしたのかな。アニメのほうが分かりやすい展開かも。2022/08/30
どあら
17
図書館で借りて読了。音が良く鳴るまで諦めない「すず」の姿勢が素晴らしいです!2019/09/26
ヒラP@ehon.gohon
4
良い音が出るようにと、修行に出たあるお宮の鈴が修行に出ました。 良い音が出るためには、どんなことをしたらよいのだろう? この発想がとても新鮮でした。 どこのお宮の鈴も修行修行というけれど、同じことをやってもなかなかいい音が出ません。 山のてっぺんから転げ落ちる鈴は、ボロボロになりながらも悲しいくらいに苦悩を感じさせました。 そして、息絶えた(?)鈴は、生まれ変わります。 タイトルに出ているとはいえ、意外性のある展開に唸ってしまいました。2014/07/23
kokotwin
0
一生懸命な「すず」の様子に、思わず応援したくなる。最後の展開は想像できなかったなぁ。2022/04/26
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