内容説明
日本の文化は手の姿や動きに関するシンポリズムがとりわけ豊富です。そのためハンドテストがかなり以前から英語版や箕浦の初期の抄訳を通して、日本の臨床家に取り入れられてきたことは何ら不思議なことではありません。しかしながら、ハンドテストが心理査定の道具として、日本において広く用いられるためには、最新の成人や子どものマニュアルを完訳することがどうしても必要でした。ここに、それが山上、吉川、佐々木により見事に成し遂げられ、しかも日本人の標準データや日本の臨床群としての精神分裂病群と不安障害群があわせて付け加えられました。1983年改訂の翻訳です。
目次
第1部 ハンドテスト・マニュアル(テスト施行の実際とスコアリング;解釈;さまざまな診断群の指標 ほか)
第2部 児童・青年のためのハンドテスト解釈(児童・青年への適用;児童・青年を対象とする信頼性・妥当性の検討;児童・青年の解釈標準 ほか)
付録 日本人の標準データ(日本人のハンドテスト標準データ;日本人のカードプル)
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