目次
1 無意識的な共感(あくびの伝染;動作の模倣 ほか)
2 共感する身体(答えはハートに聴け;身体は感情を伝える ほか)
3 共感の発達(赤ちゃんの共感;アタッチメントとオキシトシン)
4 共感できない心(外集団には共感しにくい;共感のスイッチをオフにする ほか)
著者等紹介
串崎真志[クシザキマサシ]
1970年山口県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。2010年度ハワイ大学マノア校宗教学科及びカリフォルニア統合学研究所にて在外研究。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるびー
4
斜め読み。共感とは、私のなかに「あなた」の価値観を見出すこと、ってすごい端的な表現で好きです! また、共感はTPOに応じてスイッチを切り替える必要があるのは新発見!行動目標としては、外集団に対しても積極的に共感のスイッチをオンにすること(要は人見知りしない!)2015/05/21
いまにえる
0
面白く読みやすいかった。共感に関する様々な実験が紹介されている。じゃんけんする時に目を開けている場合と閉じている場合では前者の方があいこになりやすい、ポジティブな気分だとステレオタイプ的な偏見に無批判に従属しがちなど面白く示唆深い記述が多く見られた。2017/09/08
ナナシ
0
【p10 チャートランドの実験では、まねをしてくれた相手に好感をもちました。このように、しぐさの同調が信頼を生む現象を同調協力説といいます。 p13 仲間外れにされて悲しい気分になったときに誰かと共同作業すると、いつも以上に相手のしぐさに同調してしまうのです。(略)私たちの脳には、無意識的な共感の過程を使って人間関係を調整するシステムが備わっているようです。】意外と身体的な共感で救われたりするものかもしれない。2015/12/01