日本社会科の成立理念とカリキュラム構造

日本社会科の成立理念とカリキュラム構造

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  • サイズ A5判/ページ数 633p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759916034
  • NDC分類 375.3
  • Cコード C3037

内容説明

本書の研究対象は、敗戦直後の1947(昭和22)年に発行された小学校用の『学習指導要領社会科編1(試案)』及び中学校第1学年~高等学校第1学年用の『学習指導要領社会科編2(試案)』である。これら我が国最初の社会科学習指導要領は、どのようにして作成されたのか。それぞれのカリキュラムには、どのような特質と歴史的課題を見出すことができるのかを究明した。

目次

序章 本研究の目的・意義・方法
第1章 「昭和22年版社会科学習指導要領」の全体像
第2章 「昭和22年版社会科学習指導要領」のカリキュラムの全体構成
第3章 「昭和22年版社会科学習指導要領」のモデルとされたアメリカ各州のカリキュラムの分析的検討
第4章 「昭和22年版社会科学習指導要領」の編成過程―各学年のカリキュラム編成を中心として
第5章 「昭和22年版社会科学習指導要領」の総合社会科カリキュラムとしての特質―単元構成に見る社会科学習内容の「総合」と「分化」
第6章 「民主主義」を教えるカリキュラムとしての「昭和22年版社会科学習指導要領」の戦後日本的特質―社会科教育における戦前からの「連続」と「断絶」
第7章 「昭和22年版社会科学習指導要領」の学力構造と理論構成
終章 昭和22年版社会科カリキュラムの到達点と歴史的評価

著者等紹介

木村博一[キムラヒロカズ]
1958年7月和歌山県伊都郡かつらぎ町に生まれる。1981年3月広島大学教育学部高等学校教員養成課程卒業。1983年3月広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程前期修了。1986年3月広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程後期単位取得退学。1986年4月愛知教育大学教育学部助手。1990年1月愛知教育大学教育学部助教授。1995年4月広島大学学校教育学部助教授。2000年4月広島大学教育学部助教授。2001年4月広島大学大学院教育学研究科助教授。2004年3月博士(教育学)。2005年4月広島大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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