出版社内容情報
国文学の研究と教育をリードしてきた著者が、源氏物語の内包する諸問題を縦横に論じる。全四章〔作品世界と人物像、表現世界、本文とその伝流、注釈・享受と古典学〕一一五〇頁から成る大著。
目次
第1章 作品世界と人物像(『源氏物語』の登場人物と本文異同;光源氏と藤壷との運命 ほか)
第2章 『源氏物語』の表現世界(『源氏物語』の表現―空の描写と夕暮れの季節;『源氏物語』における人物の美的表現―「あて」「きよら」の周辺と本文 ほか)
第3章 『源氏物語』の本文とその伝流(『源氏物語』の本文とは何か;『源氏物語』の古写本―本文とその伝流 ほか)
第4章 『源氏物語』の注釈・享受と古典学(室町期の貴族文学と教育;宗祇の古典学―『源氏物語』研究の意義とその伝流 ほか)
著者等紹介
伊井春樹[イイハルキ]
1941年生れ。広島大学大学院終了、愛媛大学・国文学研究資料館を経て、現在は大阪大学大学院教授。文学博士
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