内容説明
本書では、沖縄本島を中心とした沖縄方言の未調査地域を調査した。もっとも資料の乏しい地域である北部の国頭地域の中でも言語学的に貴重な資料を提供すると予想される奥方言と辺野喜方言について、音韻、活用、助詞の各分野にわたって調査。国頭方言と比較する意味で南部の那覇市前島方言と離島の渡嘉敷島の渡嘉敷方言について同様の調査を実施した。
目次
第1章 音韻(奥方言の音韻;辺野喜方言の音韻 ほか)
第2章 活用(奥方言の活用;辺野喜方言の活用 ほか)
第3章 助詞(奥方言の助詞;辺野喜方言の助詞 ほか)
第4章 比較研究(琉球方言からみた助詞“が”“の”の変遷;沖縄方言における助詞“ガ”“ヌ” ほか)
第5章 語彙比較表