出版社内容情報
トクビルのアメリカ論に代表されるアメリカ例外論。その根源を政治・経済・宗教・社会など先進国とのデータ分析によりさぐり,アメリカの特殊性を立証する。
第一部 アメリカ例外論の再確認
第一章 イデオロギー,政治,逸脱行為
第二章 経済,宗教,福祉
第三章 アメリカとカナダにおける社会主義と労働組合運動
第二部 社会の周辺に位置する例外的な人々
第四章 二つのアメリカ,二つの価値体系――黒人と白人
第五章 ユダヤ人という特殊な人々
第六章 アメリカの知識人――大半が左翼,一部は非PC的
第三部 大平洋の亀裂
第七章 アメリカ例外論と日本の特殊性
第四部 結論
第八章 両刃の剣
内容説明
本書は今日のアメリカを説明しようとしている。その組織原則や建国のさいにつくられた政治制度などに言及しながら、アメリカの政党の特徴と力についてもふれていく。アレクシス・ド・トクビルが1830年代に述べているように、これらの原則や制度はヨーロッパ諸国のものとは質的に異なり、例外的なものである。したがって、アメリカは他の諸国とはまったくかけ離れた国として発展してきた。
目次
第1部 アメリカ例外論の再確認(イデオロギー、政治、逸脱行為;経済、宗教、福祉 ほか)
第2部 社会の周辺に位置する例外的な人々(二つのアメリカ、二つの価値体系―黒人と白人;ユダヤ人という特殊な人々 ほか)
第3部 太平洋の亀裂(アメリカ例外論と日本の特殊性)
第4部 結論(両刃の剣)