内容説明
メタ認知発達の中心的時期であると思われる小学校5年生を主な被験者として、算数文章題の解決にメタ認知がどのように関わっているのかを検討する。すなわち、“メタ認知は算数文章題の解決においてどのような機能を果たしているのか?小学校5年生ぐらいではその機能をどの程度まで獲得しているのか?”ということ。
目次
第1章 メタ認知研究と算数文章題の解決過程
第2章 解決諸過程におけるメタ認知の検討
第3章 大学生における変換・統合・プラン段階でのモニタリング機能
第4章 小学生における変換・統合・プラン段階でのモニタリングの機能
第5章 総合的考察と今後の課題