内容説明
罰則付きの届出義務にもうこれで怯えない。法律の解釈をめぐって医療界を走った衝撃。収束までの道程を徹底解説。
目次
第1章 二〇一九年二月八日付け医事課長通知「医師による異状死体の届出の徹底について」の衝撃と誤解の解消
第2章 医師法第21条(異状死体等の届出義務)条文の歴史的経緯
第3章 東京都立広尾病院事件判決
第4章 東京都立広尾病院事件以外の医師法第21条に関する主な判決
第5章 医師法第21条解釈の「外表異状」の行政的定着と医療事故調査制度創設
第6章 「医師による異状死体の届出の徹底について」(平成三十一年二月八日付け医政医発0208第3号厚生労働省医政局医事課長通知)の誤解の解消と医療崩壊阻止への緊急対応
第7章 医師法第21条(異状死体等の届出義務)の「外表異状」の再確認と平成三十一年四月二十四日付け厚生労働省医政局医事課事務連絡、さらに死亡診断書(死体検案書)記入マニュアルの修正へ
第8章 死因究明制度、医療事故調査制度、医師法第21条の枠組みを考える
著者等紹介
小田原良治[オダワラリョウジ]
一般社団法人医療法務研究協会理事長。昭和22年生まれ。昭和47年鹿児島大学医学部医学科卒業。昭和48年鹿児島大学第一外科入局。昭和56年医学博士。日本医療法人協会常務理事、日本医療法人協会医療安全部会長、厚労省「医療事故調査制度の施行に係る検討会」構成員を歴任。現在、医療法人尚愛会・社会福祉法人佳成会理事長、鹿児島県医療法人協会会長、日本医療法人協会常務理事・医療安全部会長、鹿児島県病院企業年金基金理事長、鹿児島市医師会医療事故調査制度サポートセンター委員長他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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