内容説明
本書は、著者がここ10年余りにわたり携わってきた対人認知研究の成果を、文部省の出版助成を得て、まとめたものである。対人認知研究の歴史は古いが、本書に収録されている研究は、近年急速に発展を遂げた認知心理学の理論的枠組みや実験パラダイムを積極的に取り入れ、従来とは異なる新しい切リ口で対人認知の心的機構の解明を試みている。
目次
第1章 序論
第2章 対人認知における期待の効果に関する研究
第3章 対人認知におけるプライミング効果に関する研究
第4章 対人認知における感情の効果に関する研究
第5章 対人認知機構の個人差に関する研究
第6章 結論