内容説明
本書は、幼児から中学生を中心とした子どもの社会的行動が形成される過程とそれにかかわる要因とを、調査法と実験法の組み合せにより研究することを通して、親子関係のなかでパーソナリティと社会性の発達の機構を解明しようとした。
目次
第1章 序論―社会的行動の形成
第2章 同一視理論の展開と課題
第3章 同一視研究のための指標と尺度
第4章 親子関係と対人行動特性の同一視
第5章 同一視理論からモデリング理論へ
第6章 社会的行動のモデリングと課題
第7章 幼児の人間関係と社会的行動のモデリング
第8章 子どもの個体的要因とモデリング
第9章 総合的考察
第10章 本論文の要約