出版社内容情報
ペニシリンはたまたま混入したアオカビから発見された──だけではない.薬の発見から実用化までには,数かずの偶然と人間ドラマが存在する.400年前から伝わる抗マラリア薬,薬を毒にしたシリアルキラー,化学兵器から生まれた抗がん剤,バイアグラ開発に至るまでの悪戦苦闘…….本書では,いくつもの運命の分かれ道を経て人類の生活を変えた16種類の薬にまつわる物語を紹介する.化学を専門とする著者によって,分子レベルで薬の作用メカニズムがやさしく解説されており,物語にさらなる深みをもたせている.短編小説のように読める,「事実は小説より奇なり」な一冊.原題 Making Medicine:Surprising Stories from the History of Drug Discovery
内容説明
ペニシリンはたまたま混入したアオカビから発見された―だけではない。薬の発見から実用化までには、数かずの偶然と人間ドラマが存在する。400年前から伝わる抗マラリア薬、薬を毒にしたシリアルキラー、化学兵器から生まれた抗がん剤、バイアグラ開発に至るまでの悪戦苦闘…。本書では、いくつもの運命の分かれ道を経て人類の生活を変えた16種類の薬にまつわる物語を紹介する。化学を専門とする著者によって、分子レベルで薬の作用メカニズムがやさしく解説されており、物語にさらなる深みをもたせている。短編小説のように読める、「事実は小説より奇なり」な一冊。
目次
創薬のいま
ペニシリン―元祖・抗生物質
キニーネ―熱帯林の贈り物
アスピリン―ヤナギの恵み
リチウム―心に響く金属イオン
イプロニアジド―10年限りの波乱万丈
ジゴキシン―ゴッホも被害者?
クロルジアゼポキシド―落ち着きなさい
亜酸化窒素―しびれる笑い
窒素マスタード―両極端のNとS
ワルファリン―人を救った猫いらず
ボツリヌス毒素―キレイもつくる最強の毒
コールタール―臭くて黒いスグレモノ
ミノキシジル―塗ってフサフサ
フィナステリド―飲んでフサフサ
バイアグラ―うれしい誤算
新型コロナワクチン―究極のワザ
薬の世界ふしぎ探検
著者等紹介
ベロニーズ,キース[ベロニーズ,キース] [Veronese,Keith]
サイエンスライター。博士(化学)。1981年米国アラバマ州生まれ。2011年アラバマ大学バーミンガム校大学院化学専攻修了
渡辺正[ワタナベタダシ]
東京大学名誉教授。工学博士。1948年鳥取県生まれ。1976年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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