DOJIN選書<br> 深海の地形はどこまでわかったか―地球最後のフロンティアに挑む

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DOJIN選書
深海の地形はどこまでわかったか―地球最後のフロンティアに挑む

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759821840
  • NDC分類 452.8
  • Cコード C0344

出版社内容情報

地球にありながらいまだ遠い世界,深海底.深海の地形は火星の地形よりもわかっていないという.本書では,そんな海底地形の研究を,調査航海における悲喜こもごもも交えながら紹介する.海底地形の調べ方,新しい海底のでき方,日本海溝と南海トラフの違い,プレートテクトニクスとは何かなど,深海底研究の醍醐味を,軽快な文章とともに綴る.海底地形がわかったとて,すぐに何かの役に立つことはないかもしれない.それでも科学者は地球最後のフロンティアをめざして突き進む.


【目次】

はじめに

第1章 インド洋で地形を測る
2024年10月インド洋にて/リベンジ!/地形観測班はお気楽か苦行か/研究船で水深を測る/ソナーの音は学生にしか聞こえない?/陸の測量、海の測量/温度や塩分も大事/位置は超大事/私が測量をはじめたころ/コラム1 船で使う単位――マイルとノット

第2章 海底地形のいろいろ
海底の山脈7万キロ/海山群――列になったり群れを成したり/巨大海台の謎/深くて狭い溝――海溝/日本海溝と南海トラフ――対照的なふたり/陸から海へ――海底谷を通じてモノは移動する/背弧海盆/海ではない海――東シナ海/コラム2 海底地形に名前をつける方法

第3章 プレートテクトニクスの60年
プレートってどこのこと?/プレートテクトニクス前夜/限られた場所にしか起こらない地震/海底火山山脈の発見/地磁気を記録する岩石/海底のシマシマ/トランスフォーム断層――新しい概念の横ずれ断層/プレートテクトニクスの提唱/プレートテクトニクスの検証/プレートモデルは決まらない/ノーベル賞にならないプレートテクトニクス/コラム3 教科書に見るプレートテクトニクス

第4章 海底が生まれるところ
海嶺と海膨と中央海嶺/なぜ火山になっているのか/ソリダスとリキダス――ちょこっとだけ熔けている/海嶺がつくる地球の層構造/日本の火山とどう違う/中央海嶺はなぜ山なのか/太平洋と大西洋/コラム4 陸上で昔の海底を歩く――オフィオライト

第5章 速い、遅い、とても遅い
真のプレート境界はどこ?/火山‐断層コンビがつくるウネウネ/中軸谷のあるなし/海嶺はジグザグ?/細かくみていくと、断片はさらに断片に……/速いところ、遅いところ/とっても遅い――南西インド洋海嶺/とってもとっても遅い――北極海の氷の下に/実は支配しているのは速度そのものではなかった/コラム5 地球の深部をのぞく窓

第6章 今も昔も同じ火山活動?
線から面、そして四次元へ/中央海嶺と潮汐/氷期・間氷期サイクルと陸上の火山/2015年の大論争――中央海嶺は呼吸するか?/決着はしていない/もっと深い呼吸――マントル不均質が原因になるか/コラム6 海底の年代を決めるあれこれ

第7章 陸を歩くように海底を旅する
遠い海洋底/火星よりわからない/人工衛星から測って予測する/もっと近くへ――ロボットで測る/現場に行くこと、感じること/コラム7 地震・火山防災と海底地形

文献情報
あとがき

内容説明

「いつか、私たちが、陸を歩くように海底を調査できる日がくるのだろうか」地球上でもっとも活動的な場所でありながら、いまだ遠い世界、深海底をめぐる旅。

目次

第1章 インド洋で地形を測る
第2章 海底地形のいろいろ
第3章 プレートテクトニクスの60年
第4章 海底が生まれるところ
第5章 速い、遅い、とても遅い
第6章 今も昔も同じ火山活動?
第7章 陸を歩くように海底を旅する

著者等紹介

沖野郷子[オキノキョウコ]
1990年、京都大学大学院理学研究科修士課程修了。博士(理学)。海上保安庁水路部(現 海洋情報部)、東京大学海洋研究所を経て、東京大学大気海洋研究所教授。専門は地球物理学。インド洋の中央海嶺やフィリピン海の背孤拡大系を対象に、研究船や深海探査機を利用してマッピングを行い、海底が生まれ、変化していく様相を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

83
地球科学の専門的なことを語っているのだが、基本的な事柄についても、わかり易く説明されている。著者は大学・大学院で地球物理を専攻、海上保安庁水路部を経て現在東大大気海洋研教授。水路部在職中、海図の制作に携わったことから、海底地形が形成される地球物理学的成因の研究に取り組む。本書では主に中央海嶺が造られるメカニズム、すなわち海洋地殻が裂けて左右に分かれて移動、その隙間にマグマが上昇し埋めていく。その経過をプレートテクトニクスに基づき解説。プレートテクトニクスの基本についても、その歴史と伴に解説している。2026/09/20

Teo

1
どんな分野もそうだが、もうかなり分かってるんじゃないの?と言う風に見えてもまだまだ分かっていない事も多い。プレートテクトニクス理論でほとんど説明出来るのではと思っていたが、一応現時点で一番説明出来る理論と言う扱いだった。2026/09/24

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