出版社内容情報
環境活動家の著者が,環境危機の行き過ぎた警告の非科学性を指摘し,開発途上国を考慮した,環境問題の現実的な解決策を提示する.
内容説明
環境アラーミズムと温暖化懐疑論を超える注目の全米ベストセラー!著者からの「日本語版に寄せて」を収録。確かに地球は温暖化している。それは止めなければならない。だが、温暖化だけで人類が絶滅するわけではない。先進国の環境アラーミストが推し進めようとする環境対策は、開発途上国に必要な経済発展を阻害し、むしろそれが地球の環境を悪化させる。長く環境運動に取り組み、世界各地の実情を見てきた著者が、IPCC報告書等の科学的知見に基づき、真に実効的な環境保全の道を示す。
目次
世界は終わらない
地球の肺は燃えていない
プラスチックストローでもいいじゃないか
第六の絶滅はキャンセル
搾取工場が地球を救う
クジラを救ったのは貪欲(グリーンピースではない)
ステーキも召し上がれ
自然を守るのは爆弾
環境保護が環境破壊につながる
グリーンの内側
力ずく
迷える魂と偽りの神々
著者等紹介
シェレンバーガー,マイケル[シェレンバーガー,マイケル] [Shellenberger,Michael]
タイム誌の「環境の英雄」、スティーブンス工科大学科学著作センターが贈る2008年グリーンブック賞の受賞者であり、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書の専門査読者でもある。20年間にわたり、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ネイチャー・エネルギー誌などにエネルギーや環境に関する記事を執筆してきた。また、カリフォルニア州バークレーに拠点を置く独立した超党派の研究機関であるエンバイロメンタル・プログレスの創設者兼会長でもある
藤倉良[フジクラリョウ]
法政大学人間環境学部教授。1982年、インスブルック大学大学院修了、理学博士。環境庁(現環境省)職員、九州大学工学部助教授、立命館大学経済学部教授を経て、2003年から現職。公益社団法人環境科学会副会長
安達一郎[アダチイチロウ]
国際協力機構JICA専門家。大阪大学卒業後、大阪府入庁衛生工学技師、2001年神戸大学国際協力研究科修了、国際協力機構職員、JICAプロジェクト専門家、本部勤務等を経て現職。専門は環境法政策
桂井太郎[カツライタロウ]
国際協力機構バングラデシュ事務所次長。法政大学大学院環境マネジメント研究科修了。国際協力銀行ハノイ駐在員事務所専門家、国際協力機構ベトナム事務所企画調査員(都市水環境・気候変動担当)などを経て2018年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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