出版社内容情報
結晶化学の研究手法を広く紹介することを目的とした入門書．数式をあまり用いずにX線結晶構造解析の原理を大まかに示し，図を多用して幅広い読者が理解しやすいように書かれた好著．具体例を示しつつ，現在の結晶学の現状を広く浅く紹介した．原著名：X-ray Crystallography．
1．X線結晶学の基礎（ 結晶構造解析と他の解析法との比較／結晶状態の基礎／分子および結晶によるX線の回折／ X線源／他）
2．X線結晶解析の手順（試料の調製と選択／回折パターンの測定／データ整理／構造を解く／他）
3．X線結晶解析の適用例（例1：水銀（II）チオラート錯体／例3：キラルな有機化合物の微小結晶／例4：金属配位化合物の鎖状ポリマー／他）
4．関連する研究ならびに測定法（単結晶中性子回折／生体高分子結晶学／結晶構造の予測／他）
用語集，参考図書，演習問題の解答
William Clegg［William Clegg］
大場 茂［オオバ シゲル］
目次
１ Ｘ線結晶学の基礎（結晶構造解析と他の解析法との比較；目と顕微鏡の類似性 ほか）
２ Ｘ線結晶解析の手順（試料の調製と選択；回折パターンの測定 ほか）
３ Ｘ線結晶解析の実例（例１：水銀（２）チオラート錯体
例２：溶媒和したキラルなロジウム錯体 ほか）
４ 関連する研究ならびに測定法（単結晶中性子回折；粉末による回折 ほか）
著者等紹介
大場茂［オオバシゲル］
１９５３年山形市に生まれる。１９７２年秋田県立秋田高校卒業。１９７６年東北大学理学部化学科卒業。１９８１年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。慶應義塾大学理工学部化学科助手。１９９３年同助教授。２００１年慶應義塾大学文学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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