出版社内容情報
私たちが住む世界は空間的に三次元なのだから,世界が立体的に見えるのは当たり前のように思える.一方で,3D映画やステレオグラムといった,平面から飛び出す画像を見ると,新鮮な驚きを感じる.ところが,いずれの場合も脳が受け取る情報には,奥行きをはっきり示すものがない.脳は,受け取った情報から奥行きに関する情報を抽出し,立体的な世界を「心の中」につくり出しているのだ.本書では,簡単な実験や図形を体験しながら,立体的に見るとはどういうことかを考え,そのとき脳の中で何が起きているのかを探る最先端の研究まで紹介する.
はじめに
1.一つの目、二つの目、脳
2.片目だってなかなかやる
3.二つの目で見る
4.3D映像のからくり
5.立体世界を見る脳のしくみ
6.ものの大きさを知る
あとがき
参考文献
内容説明
簡単な実験や図形を体験しながら、立体的に見るとはどういうことかを考える。さらに、立体視を実現している脳のしくみに迫る最先端の研究まで紹介する。
目次
第1章 一つの目、二つの目、脳
第2章 片目だってなかなかやる
第3章 二つの目で見る
第4章 3D映像のからくり
第5章 立体世界を見る脳のしくみ
第6章 ものの大きさを知る
著者等紹介
藤田一郎[フジタイチロウ]
1956年、広島県生まれ。79年、東京大学理学部生物学科卒業。84年、東京大学大学院理学系研究科動物学課程修了。理学博士。岡崎国立共同研究機構生理学研究所、カリフォルニア工科大学、理化学研究所、新技術事業団を経て、94年、大阪大学医学部教授。現在、大阪大学大学院生命機能研究科および脳情報通信融合研究センター教授。専門は認知脳科学。視覚の脳内メカニズムについての研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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更紗蝦
IS
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