ベーシック移動現象論

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  • サイズ B5判/ページ数 318p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759815917
  • NDC分類 571.01
  • Cコード C3043

出版社内容情報

おもに化学工学を専門とする学生,技術者に向けた入門テキスト.懇切丁寧な記述で運動量,熱,物質の移動現象を明らかにしていく.各章のはじめには学習目標を明示し,本文中には例題を数多く収めて基礎的な理解が徹底できるようにした.各章末問題,解答つき.

●第I部 イントロダクション
第1章 移動現象とは
●第II部 運動量移動
第2章 流体の粘性―レオロジー―
第3章 流れの状態の表現・分類
第4章 運動量の収支―シェルモーメンタムバランス―
第5章 一般的な物理量収支式
第6章 三次元流れ場における運動量収支式
第7章 乱流
第8章 流体の機械的エネルギー収支と摩擦損失
第9章 物体の周りの流れ
第10章 流れ関数と速度ポテンシャル
第11章 境界層理論
●第III部 熱移動
第12章 伝導による熱移動における収支―シェルヒートバランス―
第13章 三次元流れ場における熱収支
第14章 対流伝熱
第15章 放射による熱移動
第16章 さまざまな場における熱移動現象
●第IV部 物質移動
第17章 物質の収支―シェルマスバランス―
第18章 三次元流れ場における物質収支式
第19章 対流物質移動
補遺A 一次元非定常移動現象を記述する偏微分方程式の解
補遺B 二次元定常移動現象を記述する偏微分方程式の解
補遺C 例題18.4の微分方程式の解
章末問題の解答

目次

第1部 イントロダクション(移動現象とは)
第2部 運動量移動(流体の粘性―レオロジー;流れの状態の表現・分類 ほか)
第3部 熱移動(伝導による熱移動における収支―シェルヒートバランス;三次元流れ場における熱収支式 ほか)
第4部 物質移動(物質の収支―シェルマスバランス;三次元流れ場における物質収支式 ほか)

著者等紹介

吉川史郎[ヨシカワシロウ]
1961年新潟県生まれ。1984年東京工業大学工学部化学工学科卒業。1989年東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻博士後期課程修了。同年東京工業大学工学部化学工学科助手を経て、東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻准教授。工学博士。専門は移動現象論、装置内流体工学、機械的操作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れおねる

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化学工学に必要な移動現象論を始めに学ぶのに適した書籍。他の教科書と同様に、運動量移動⇒熱移動⇒物質移動と進むが、立式と初期条件・境界条件から分布を導く数学的な内容に力を置いている事が特長。例題には式の展開、導出が詳細に述べられており、単なる数式の羅列ではなく、物理的位置や現象の理解に配慮されている。また、運動量移動では配管の管路設計のほか、他の教科書では省略されることもある固体粒子の周りの流れ(流体抵抗、固定層の圧力損失)についても記載がある。2020/09/06

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