出版社内容情報
あのエドワード・ウィルソンが自らの研究と思想をまとめた総決算の書.
大きな反響を呼んだ『社会生物学』の刊行から約40年,著名な生物学者であるE. O. ウィルソンが,自らの研究と思想をまとめた総決算の書.アリの社会性を糸口に,人間社会に見られる高度な協力がいかに進化してきたかを明らかにする.自然人類学,社会心理学,歴史学,考古学,脳科学,生態学などの知見を駆使して,われわれの来し方行く末を追う.
プロローグ
?T なぜ高度な社会性をもつ生命が存在するのか?
1 人間の条件
?U われわれはどこから来たのか?
2 進化に至るふたつの道
3 アプローチ
4 今に至る
5 進化の迷路を抜けて
6 創造的な力
7 同族意識はヒトの基本的な習性
8 戦争は人間が受け継いできた呪いか
9 出アフリカ
10 創造的爆発
11 文明への猛ダッシュ
?V いかにして社会性昆虫は無脊椎動物の世界を支配するに至ったのか?
12 真社会性の発明
13 社会性昆虫を進化させた発明
?W 社会進化の力
14 希少性にかんする科学的な謎
15 昆虫の利他行動と真社会性の説明
16 昆虫が大きな飛躍をなし遂げる
17 自然選択がいかにして社会性昆虫を生み出すのか
18 社会進化の力
19 真社会性の新理論の登場
?X われわれは何者か?
20 人間の本性は何か?
21 文化はどのように進化したか
22 言語の起源
23 文化の多様性の進化
24 道徳と名誉の起源
25 宗教の起源
26 創造的な芸術の起源
?Y われわれはどこへ行くのか?
27 新たな啓蒙運動
解説
内容説明
大反響を呼んだ『社会生物学』の刊行から40年、生物学の巨人エドワード・O・ウィルソンが人類の来し方行く末を壮大に語る、総決算の書。
目次
1 なぜ高度な社会性をもつ生命が存在するのか?
2 われわれはどこから来たのか?
3 いかにして社会性昆虫は無脊椎動物の世界を支配するに至ったのか?
4 社会進化の力
5 われわれは何者か?
6 われわれはどこへ行くのか?
著者等紹介
ウィルソン,エドワード・O.[ウィルソン,エドワードO.] [Wilson,Edward O.]
1929年アラバマ州バーミンガム生まれ。アラバマ大学で進化生物学を学んでのち、ハーヴァード大学の学部での41年間を含め、科学研究と教育に携る。On Human Nature(1979)(邦訳『人間の本性について』岸由二訳、筑摩書房)と、バート・ヘルドブラーとの共著The Ants(1991)でふたつのピュリッツァー賞をとり、米国科学栄誉賞、クラフォード賞、日本の国際生物学賞、イタリア大統領栄誉賞およびノニーノ賞、アメリカ哲学協会のフランクリンメダルなども受けている
斉藤隆央[サイトウタカオ]
翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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