本当は間違っている心理学の話―50の俗説の正体を暴く

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本当は間違っている心理学の話―50の俗説の正体を暴く

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  • サイズ B6判/ページ数 340,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759814996
  • NDC分類 140
  • Cコード C0011

出版社内容情報

巷にあふれる心理をめぐる数々の「神話」.人は脳の10%しか使っていない,サブリミナル効果,睡眠学習,ポジティブ思考でガンを克服する,アダルトチルドレン,自閉症の流行など,蠱惑的でときに危険な神話を50項目取り上げ,それらはなぜ神話でしかないのか根拠を示して解説する.神話の崩壊が始まりますように!

はしがき

序 章 心理学神話の世界
通俗心理学産業/自称心理学者たちの心理学/心理科学と常識/なぜ注意しなければならないのか?/心理学神話を生む一〇の原因――神話退治のための道具/心理学神話の世界――その先にあるもの

第1章 脳が秘めた力――脳と知覚をめぐる神話
神話1 人は脳の一〇%しか使っていない
神話2 左脳人間と右脳人間がいる
神話3 超感覚(ESP)は科学的に確立された現象だ
神話4 ものが見えるのは、眼から微細な物質が出るからだ
神話5 サブリミナル効果でものを買わせることができる

第2章 人が死ぬまでに経験すること――発達と加齢をめぐる神話
神話6 モーツァルト効果で子どもの知能が向上する
神話7 青年期は心理的に不安定な時期である
神話8 四〇代から五〇代前半に中年の危機が訪れる
【神話退治 再検討の結末】空の巣症候群
神話9 高齢者は不満が多くなり、心身ともに衰えが増す
神話10 余命を知ると、誰もが同じ心境の変化を経験する

第3章 過去の出来事の思い出――記憶をめぐる神話
神話11 人は過去の出来事を正確に記憶している
神話12 催眠術で忘れた記憶を取り戻せる
神話13 トラウマ的な出来事の記憶は抑圧される
神話14 記憶喪失者は過去の人生をすべて忘れる

第4章 学習効果の高め方――知能と学習をめぐる神話
神話15 IQテストは特定の人には不利になる
神話16 試験に自信がないなら、最初の直感を信じるのが一番
神話17 ディスレクシア(読み書き障害)の特徴は逆さ文字である
神話18 生徒の学習スタイルに合った指導で最高の学習効果が得られる

第5章 こころの奥をのぞき込む――意識をめぐる神話
神話19 催眠は目覚めているのとは違う「トランス」状態である
神話20 夢には象徴的な意味がある
神話21 睡眠学習は効果的な方法である
神話22 体外離脱体験の間、意識は身体から離れる

第6章 気の持ちようで変わること――感情と動機をめぐる神話
神話23 ?発見器は確実に?を見破る
【神話退治 再検討の結末】自白剤で?を発見できるか?
神話24 幸せは生活環境で決まる
神話25 潰瘍の原因はストレスだ
神話26 ポジティブ思考でガンを克服できる

第7章 他者との良好な関係を築くために――対人行動をめぐる神話
神話27 自分とは違うタイプの人に惹かれる
神話28 緊急時、数多ければ安全である
神話29 男女のコミュニケーション方法はまったく違う
神話30 怒りは抱え込まずに発散したほうがよい

第8章 自分の内面に目を向ける――パーソナリティをめぐる神話
神話31 同じ環境で育てられた子どものパーソナリティは似ている
【神話退治 再検討の結末】出産順とパーソナリティの関係
神話32 遺伝的な特性は変えることができない
神話33 自尊心の低さが心理的問題の原因だ
神話34 幼児期の性的虐待は深刻なパーソナリティ障害を引き起こす
【神話退治 再検討の結末】子どもの立ち直る力を過小評価すること
神話35 ロールシャッハ・テストでパーソナリティがわかる
神話36 筆跡にはパーソナリティが現れる

第9章 こころの病気への対処――精神疾患をめぐる神話
神話37 精神医学的診断名は差別のもとになる
神話38 自殺するのは重いうつ病患者だけだ
神話39 統合失調症患者は多様なパーソナリティを持つ
神話40 アルコール依存症の親を持つ子どもはすぐにわかる
神話41 幼児の自閉症が急増している  
【神話退治 再検討の結末】自閉症の人は優れた知的スキルを持つか?  
神話42 満月の日には精神病院への入院と犯罪が増える  

第10章 犯罪者の取り違え――心理学と法律をめぐる神話     
神話43 精神病の人は暴力的である  
神話44 犯罪プロファイリングは事件解決に役立つ  
神話45 犯罪者の多くは心神喪失で罪から逃れようとする  
神話46 自白する人は実際に罪を犯している  

第11章 こころの問題を解決する――心理療法をめぐる神話     
神話47 臨床場面で一番頼りになるのは専門家の判断と直感だ  
神話48 アルコール中毒の現実的な治療法は禁酒である  
神話49 幼児期の問題に対峙させる心理療法は効果がある  
神話50 電撃(ショック)療法は残酷で身体にも悪い  

あとがき――真実は小説より奇なり     

訳者あとがき

目次

心理学神話の世界
脳が秘めた力―脳と知覚をめぐる神話
人が死ぬまでに経験すること―発達と加齢をめぐる神話
過去の出来事の思い出―記憶をめぐる神話
学習効果の高め方―知能と学習をめぐる神話
こころの奥をのぞき込む―意識をめぐる神話
気の持ちようで変わること―感情と動機をめぐる神話
他者との良好な関係を築くために―対人行動をめぐる神話
自分の内面に目を向ける―パーソナリテイをめぐる神話
こころの病気への対処―精神疾患をめぐる神話
犯罪者の取り違え―心理学と法律をめぐる神話
こころの問題を解決する―心理療法をめぐる神話

著者等紹介

リリエンフェルド,スコット・O.[リリエンフェルド,スコットO.] [Lilienfeld,Scott O.]
エモリー大学臨床心理学教授。200を超える論文や書籍の執筆者であり、1998年にアメリカ心理学会第12部(臨床心理学部会)からデイヴィッド・シャコー賞を受賞。臨床心理科学協会会長やアメリカ心理科学連合フェローを務めた。Scientific Review of Mental Healthの編集者でもある。おもな研究領域は、人格障害、精神疾患の分類と診断基準、メンタルヘルスにおける疑似科学、心理学教育である

リン,スティーヴン・ジェイ[リン,スティーヴンジェイ] [Lynn,Steven Jay]
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校心理学教授、同大学心理クリニック所長。11の編集委員会を務め、16の書籍を含む270の学術出版がある。アメリカ心理学会催眠心理学部会会長を務め、学識と創造的活動を称えるニューヨーク州立大学総長賞を受賞した。アメリカ心理学会とアメリカ心理科学連合のフェローであり、国立メンタルヘルス研究所の資金による研究も行ってきた。おもな研究領域は、催眠、記憶、幻覚、解離である

ラッシオ,ジョン[ラッシオ,ジョン] [Ruscio,John]
ニュージャージー大学心理学教授。学術的な関心は、心理学研究での計量的手法、心理科学の周縁領域の内と外を区別する疑似科学の特性分析などである。これまでに50以上の論文や書籍を執筆し、Journal of Abnormal Psychology、Psychological Assessmentの編集委員を務め、Scientific Review of Mental Healthの共同編集に携わっている

バイアースタイン,バリー・L.[バイアースタイン,バリーL.] [Beyerstein,Barry L.]
前サイモン・フレイザー大学心理学教授、前ブリティッシュ・コロンビア・スケプティックス協会会長。The Write Stuff(1992)の編者、Scientific Review of Alternative Medicineの共同編集、Skeptic Inquirerや学術専門誌に多数の共著論文を発表した。薬物政策財団諮問会議(ワシントンDC)のメンバー、カナダ薬物政策財団(オンタリオ州オタワ)の創設会議のメンバーでもあった

八田武志[ハッタタケシ]
大阪市立大学文学部心理学科卒業。大阪教育大学教授、名古屋大学教授などを経て、名古屋大学名誉教授、関西福祉科学大学副学長。文学博士。専門は神経心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。