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地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759813203
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0344

出版社内容情報

議論かまびすしい地球温暖化。本当に温暖化するの? 温暖化するとして、それは人間のせい? 二酸化炭素の削減は本当に有効なの? 本書ではまず地球温暖化がどんな問題なのかを整理し、このような疑問や誤解に丁寧に答える。さらには、温暖化予測の主役であるコンピュータ・シミュレーションがいかなるものか、裏側にまで踏み込んで解説する。その信頼度や不確実性についても包み隠すことがない。シミュレーション研究の最前線から、の真摯な言葉の数々。

第一人者が全てを注ぎ込んだ地球の「これから」の予測。温暖化に関心がある人にとっての必読書が誕生した。 ――茂木健一郎氏推薦

内容説明

温暖化予測の主役ともいえる「気候モデル」はいかにつくられているのか。これまで語られることの少なかった気候モデルの信頼度や不確実性も含めて解説し、地球温暖化について適切に知るための判断材料を提供する。答え合わせのできない未来に挑む研究の最前線からの真摯な言葉の数々。

目次

第1章 地球温暖化はどんな問題か?
第2章 未来をどうやって予測するのか?
第3章 コンピュータの中の地球
第4章 なにが予測されているのか?
第5章 地球温暖化の予測は「正しい」か?
第6章 地球温暖化予測の今後

著者等紹介

江守正多[エモリセイタ]
1970年神奈川県生まれ。97年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。97年より国立環境研究所勤務、2006年より国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長。海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センターグループリーダー(2004年より)ならびに東京大学気候システム研究センター客員准教授(2006年より)を兼務。専門は気象学。とくにコンピュータ・シミュレーションによる地球温暖化の将来予測(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

7
正しいか正しいかなんて誰も求めてない。不愉快な夏をなくしてほしい。くそ寒い冬をなくしてほしい。ただそれだけなのに。安定した生活。コンクリートジャングル。幸せ全開。家畜化万歳。狭い家に閉じこもって、脳内麻薬にラリって生きる幸せ。2024/12/09

ニッシャ

7
地球温暖化がどのように考えられていて、温度はどう上昇しているのかが分かる本です。 分かりやすいので、いいですよ。星4つ⭐️⭐️⭐️⭐️2017/05/27

kenitirokikuti

6
図書館にて。2008年刊行。ICPP(気候変動に関する政府間パネル)は、温暖化に関する科学的知見をとりまとめる国連の組織である。07年にはアル・ゴアと共にノーベル平和賞を受けた。1990年から数年ごとに主要な評価報告書を発表、本書刊行の前年の07年に第四次報告▲次の第五次に向けて変更点。温暖化予測が将来百年間の時間スケールであったのを20年程の近未来に。また、反対に2300年までのもっと長期予測も。なお、3万年後に氷河期が来る予測なので、千年万年単位の予測は意味がない。2023/07/25

344

1
予測がどのように行われているのかのイメージができた。シミュレーターはよくできているのだと思う。データを扱う人間側次第ということも言えるのだろうな。2013/11/27

Shiori

0
ipccの話や、江守さん自身の研究の話などとても面白かった。データをどう受け取るかわたしたちで考える必要があることがわかった。2014/05/28

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