ベーシック電気化学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 205p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759808612
  • NDC分類 431.7
  • Cコード C3043

内容説明

電気化学はエネルギー問題や環境問題の解決に向けた社会的要請により、近年ますますその重要性を増しつつある。しかし、電気化学は熱力学・反応速度論・物質移動論・電磁気学・量子力学・電子工学など、多くの学問分野に基礎をおいているため、しばしばほかの化学の分野に比べて難しいといわれる。これまで、厳密に書かれた立派な教科書や参考書が出版されているが、分厚い大書であったり、洋書であったりで、著者ら自身も電気化学の習得にはたいへん苦労したものである。本書は、著者らのこうした経験も踏まえ、大学・高専・大学院の学生ばかりでなく、電気化学に携わる研究者や技術者にも、電気化学の基礎概念を系統的にマスターしていただくことを目的としている。また、内容は厳選し、できるだけ容易に学習できるように配慮している。

目次

1章 電気化学への招待
2章 電解質溶液
3章 電気化学系とポテンシャル
4章 液間電位
5章 溶液と電極の界面
6章 電極反応
7章 電気化学測定法
8章 電極の化学
9章 光エネルギー変換
10章 生物電気化学

著者等紹介

加納健司[カノウケンジ]
1954年岐阜県生まれ。’82年京都大学大学院農学研究科修了。現在、京都大学大学院農学研究科助教授。生物電気化学・電気分析化学専攻。農学博士

桑畑進[クワバタススム]
1958年兵庫県生まれ。’86年大阪大学大学院工学研究科修了。現在、大阪大学大学院工学研究科助教授。応用電気化学専攻。工学博士

大堺利行[オオサカイトシユキ]
1956年東京都生まれ。’85年京都大学大学院農学研究科修了。現在、神戸大学理学部助教授。電気分析化学・溶液化学専攻。農学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。