出版社内容情報
《内容》 がん化のメカニズムの全貌解明も近いといわれる今,がん研究はどの段階まできているのか? この分野に比較的なじみの薄い学生や研究者にも,がんのメカニズムや研究全体のアウトラインをつかんでもらい,この分野の研究者には知識の整理に大いに役立てていただくという意図の下に,わが国の第一線のがん研究者が敢えて筆を執り,これまでのがん研究を総括すると共に,研究の現状と課題を明らかにし,将来を展望する待望の解説書. 《目次》 【主要目次】 1.がんと遺伝子(がん研究の流れ/がんは遺伝子の病気/ウイルス研究からがんの遺伝子研究へ) 2.ウイルスとがん研究(がんウイルス序論/RNAがんウイルス/DNAがんウイルス/今後の課題) 3.がん遺伝子(がん遺伝子/がんにおけるがん原遺伝子の構造変化/がん原遺伝子の正常機能/非受容体型チロシンキナーゼの生理機能) 4.がん抑制遺伝子(がん細胞と正常細胞の融合/遺伝子腫瘍とがん抑制遺伝子/がん抑制遺伝子のクローニング/がん抑制遺伝子の産物/RB遺伝子) 5.ヒトのがんとウイルス(ヒトの白血病に関係するウイルス/肝がんとウイルス/子宮頸がんなどに関係するヒトパピローマウイルス/バーキットリンパ腫/ヒトがんウイルスによるがん化機構) 6.座談会-がん研究の最前線で
内容説明
正常な細胞がなぜがん化するのか。複雑な機構の全貌が今明らかにされつつある。第一線のがん研究者がそのエッセンスを描き出す。がん化のメカニズムを総括。
目次
1章 がんと遺伝子
2 ウイルスとがん研究
3章 ガン遺伝子
4章 がん抑制遺伝子
5章 ヒトのがんとウイルス
6章 座談会―がん研究の最前線で