内容説明
近ごろ父が、ちょっとおかしい。いつもと何がちがうのだろう?向き合いかたを、変えてみた。見つめてひらめく介護のかたち。
目次
第1部 認知星人じーじ「楽しむ介護」実践日誌(認知星人、あらわるあらわる;もしかして…;やっぱり!;徘徊防止のひと工夫;怒りん坊星人にはビールを! ほか)
第2部 介護を楽しむその秘訣(じーじは満州とペニシリンが好き;母が認知症になったわけ;父が認知症になったわけ;親の介護をなめていた;認知星と交信し、認知星人に変身 ほか)
著者等紹介
黒川玲子[クロカワレイコ]
埼玉県生まれ。博報堂勤務を経て、埼玉県内の介護事業会社勤務。医療福祉接遇インストラクター、東京都福祉サービス評価推進機構評価者。2001年より成長期の大手介護事業会社において、広告宣伝室室長として、社外向けの広報誌の作成、入居者促進業務に携わる。2015年、株式会社ケー・アール・プランニング設立。編集プロダクションとして介護・福祉を専門とした雑誌の編集を行う傍ら、接遇マナーインストラクターとして、介護付有料老人ホームやデイサービス等で介護の現場に即した研修を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まちゃ
3
実際にこんな状態の親を介護したら楽しむどころじゃないと思う。 読みながら「親がこんな状態になったら…」と想像して暗澹たる思いになった。2020/07/07
コメ
0
切り替えがすごいなぁ。正常→認知症スイッチをよく観察されて把握しておられるからこそ、状況に優しく対応されてました。私だったら、また何言ってるの!?💢と怒ると思う。2020/08/22
kaz
0
介護の苦労話がユーモアを交えて紹介されている。「問題解決。めでたし、めでたし」で終わっているエピソードが多いが、改めて読むと、著者のしっかりとした観察、機転、工夫、周囲の理解とサポートが前提になっていることがよくわかる。認知症の人に対する基本的なスタンスをしっかりと腹に落としたうえで、周囲の人と一緒になって臨機応変に対応することが欠かせないのだ。 2020/08/14