内容説明
幸福だけの人生も不幸だけの人生もない!―あの涙も悲しみも怒りも、すべてが、今に至る大事で、必要な一歩一歩だった。老いの時間は人生を総括し、現在を確認し、未来に向けて覚悟を定めていく、人間の作法のあるべき姿。
目次
第1章 夫婦の沙汰は、禍福の縄!(学生結婚ではあったけれど;東京の空に励まされる;他人様幸せに救われる;母の他界と残された父;衝撃の転勤辞令)
第2章 新しい世界に向かって(転機は突然にやってきた;思いがけない展開;高齢者問題をテーマに;またふたたび、東京へ;新しい仲間との出会い)
第3章 合言葉は「元気よく、機嫌よく」(地域に光る“ちょいババ”のエネルギー;歌って、笑う、ピーターパン・オババ;ネパールの山村におなご先生を!)
第4章 カゲキに生きる美貌の三ババ(「恋人以上、夫婦未満」のいい関係;「奇跡の人」は楽天家;女一人無縁を生き抜く覚悟と知恵)
第5章 老いは人生の恵み(老いて知る命のありがたさ;元気高齢者は社会の財産;笑っていれば、なんとかなるじゃ)
著者等紹介
沖藤典子[オキフジノリコ]
ノンフィクション作家・日本文芸家協会会員。1938年北海道生まれ。北海道大学文学部卒。市場調査機関・大学非常勤講師などを経て現職。主要公職歴としては、社会保障審議会・介護給付費分科会委員、神奈川県女性問題協議会会長など。現在はNPO法人高齢社会をよくする女性の会副理事長、『共同参画』市民スタディ21代表。平成19年度「内閣府・男女共同参画社会づくり功労者表彰」受章。平成23年度『介護保険は老いを守るか』(岩波新書)により、第八回生協総研賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。