内容説明
明治維新から現代まで、日本人として知っておきたい歴史の真実。
目次
第1部 栄光と活力に満ちた独立近代国家・日本への道(世界にならぶ独立国家・日本の確立;北から迫る脅威に対抗した日清・日露戦争)
第2部 大正デモクラシー期の日本を覆った国際情勢の暗雲(アメリカの野心とソ連の思想的脅威;右翼社会主義の台頭と日米開戦、そして敗戦)
第3部 戦後日本の経済成長と“東京裁判コンプレックス”(欺瞞だらけのGHQ統治と日米の新たな関係;日本の生き筋はどこにあるのか)
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年山形県生まれ。昭和30年上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学に留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。専攻は英語学。上智大学教授を経て、同大学名誉教授。イギリス国学協会会長。日本ビブリオフィル協会会長。第一回正論大賞受賞。現在、幅広い評論活動、著述活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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y-kun
2
戦後の誤った歴史教育から目覚めるための一冊です。 偏った印象を持つ反面、私達が受けてきた教育に使用する教科書が偏っていないのか私には判断できない。したがっていろんな視点の本を読み比べ、興味ある箇所は一次資料を読むことが真の歴史に近づく一歩だと思う。 それでもなお真実にたどり着くか不明でしょう。そもそも歴史は勝者が作るものです。 以上のことから日本人として読むべき一冊です。2018/07/29
たま子
1
日本人として知っておきたい歴史の真実が分かりやすく書かれていた。歴史の真実を知って、日本人としてもっとしっかりしなければと思った。2018/10/13
itchie
1
日本近現代史を一通りおさらいするにはちょうどよかった。だけれど戦前史観で書かれていて、筆者の推測が根拠なく“~であった“調で書かれていていらいら。フィリピンは日本の敗戦を目の当たりにしたから日本の成長に勇気づけられた他の東南アジア諸国と違って発展できなかった、ってどうよ?2011/12/01
Mariyudu
0
新しい視座を与えてくれる箇所も多い反面、自分がリアルタイムで過ごしてきた時代に入ってくると違和感を感じたり、粗雑だと感じる部分も増えてくる。この紙数じゃ厳しいだろうけど、裏付けに乏しい一方的な言説は、まえがきにある「曳かれ者史観」からの脱却を期待して本書を手にとった者にまで疑念を抱かせてしまうんじゃないだろうか。2013/04/14
だんな
0
★★★★☆2010/08/14