日本人が知らなかったチベットの真実

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759310306
  • NDC分類 302.229
  • Cコード C0095

内容説明

チベット問題とは、いったい何か?チベットのデモで、多くの死者が出るのはなぜか?ダライ・ラマとは、どういう存在なのか?チベットの真実が明らかになる。

目次

プロローグ チベットで何が起きているのか?
第1章 中国のチベット侵略は、どのように始まったか?―「チベット問題」とは、いったい何か?
第2章 チベット人を絶滅に追い込む中国の陰謀―中国の「民族浄化作戦」とは何か?
第3章 神秘の文明、チベットの誕生と独立国家チベットの歴史―中国侵略以前の独立国家「チベット」は、どのような歴史を経てきたのか?
第4章 天空を間近に仰ぐ地、チベット―世界地図には存在しない「チベット」は、国家なのか?
第5章 信仰深い祈りの民、チベット民族―仏・万物の神・占星術とともに生きるチベット人とは、どんな民族か?
第6章 領土なき国の政府、チベット亡命政府―チベット亡命政府とは何か?
第7章 人類の豊かな遺産、チベット仏教―中国との共存を願うダライ・ラマ法王、「チベット仏教」の慈悲深い精神とはどういうものなのか?
エピローグ チベットに民族自決権を!

著者等紹介

ペマ・ギャルポ[ペマギャルポ][Pema Gyarupo]
1953年、チベットのカム地方ニヤロン(現在の中国四川省)に生まれた。ダライ・ラマ14世に従いインドへ亡命、難民キャンプで少年期を過ごし、65年12月に来日。亜細亜大学法学部卒業、上智大学大学院中退、東京外国語大学AA研究所修了後、ダライ・ラマ法王日本駐在連絡官、同日本代表部事務所担当初代代表などを務め、法王の信任厚く重職を担っている。国際情勢、日本の政治社会について、鋭い分析による発言で、テレビだけでなく、新聞、雑誌など各種メディアにおいても多く活動する。現在、桐蔭横浜大学法学部教授。専門は国際関係論、国際政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

12
北京オリンピックの聖火リレーにおける出来事が印象深いチベット。その歴史、文化をわかりやすく触れている。日本滞在経験のある著者の表現ゆえに、結婚式や言語における日本文化との比較もイメージしやすい。政治・歴史問題で感じるのは、「文化否定の影響」と「国民の幸せ」。陸続きによる断続的な対内外紛争とそれに伴う諸外国との関わり。結果、上述2点が失われた気がする。歴史的な事実に基づく客観的な判断の下、「国民の幸せ」を念頭にした解決がなされることを願うだけである。国旗のデザインに日本人が関与した点と”鳥葬”も印象深い。2012/04/07

トッド

5
3世紀印仏教伝来。8⇒版図最大。16⇒モンゴル帝国末裔がダライラマ称号授与。1947年アジア会議に国として参加。49⇒中国がチベット仏教を米国(当時外国人6名)から解放すると宣言し侵攻(歴史上一度も中国領土でない)⇒1/3占領。十七条協定。54⇒行政3つ。ゲリラ戦。59年3月10日⇒デモ3万⇒民衆危惧しダライラマ印亡命。民主改革⇒自殺9千。収容所僧侶5万⇒環俗強制。寺院6千⇒8。仏像経典略奪。参拝反乱扱。30年で120万死亡。人口6百万亡命17万。核基地。野生動物宝庫。占い。結婚制度特殊。亡命政府。非暴力2017/04/07

りさんた

3
中国から受けた侵略の歴史だけではなく、後半はチベットの文化・信仰の形・教育への思いなどもバランスよく書かれた1冊。2010/08/29

mari

2
ほんまに中国だけは、こんなことばっかりしていつか天罰くだらんのかな?尖閣列島にしろチベットにしろ、昔に決めた事は今は知らん、関係なしの言うたもんがち、やったもんがち無差別攻撃!極悪非道、情け容赦なし!儒教の国が聞いて呆れるばかり(泣)腹がたって言葉も出ない!私が腹たっても仕方ないけど2011/02/18

akko

0
深い話だと思います。2020/05/23

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