看護婦が見つめた人間が死ぬということ (新装改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759308693
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

死にゆく人々からの贈り物。あれから十年。私は再び“生と死”の現場に戻った。「十年たって思うこと」を加筆して、再び蘇る感動のベストセラー。

目次

誰も逃げられない親の老いと死
死に方から生き方を評価しないでほしい
最善のみとりは自己犠牲からは生まれない
自分のエネルギーは自分のために使い切りたい
死の恐怖にさらされても日常的な楽しみは喜びである
回復を信じたいのは、誰よりも病人自身である
信仰は肉体の苦痛を救えるか
死を意識したとき人は生きることヘの執着を燃やす
残されたものにとって悔いのない選択はない
生きることに疲れても最後に表現したかったこと
時には損を承知で引き受けなければならない役目もある
肉親の愛を引き裂かれた孤独な若ものの死
死が解放になるとき
人の弱さを見ないふりをするのも思いやりである
死ぬのはちっとも痛くないんだ。楽なんだよ
親の死を見届けることは、自分の死を考えること
病気を盾にして生きなければならなかった人の最期
肉親のエゴで患者を消耗させていないか
人間の恐ろしい深淵を覗くとき
死ぬとは誰もがいつかは行くところへ先に行くこと

著者等紹介

宮子あずさ[ミヤコアズサ]
1963(昭和38)年6月30日東京・杉並生まれ。都立大泉高校卒、明治大学文学部2年中退。武蔵野美術大学短期大学部通信教育課程卒業。東京厚生年金看護専門学校を卒業後、1987(昭和62)年から東京厚生年金病院内科病棟を経て、神経科及び緩和ケア病棟看護師長。看護師として働く傍ら、小説、エッセイなど、看護雑誌を中心に発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみこ

6
初版から10年を重ね改めて著者自身が感じた事を追記する形のもので、経験を積み変わった思い、変わらぬ思い。の対比が面白く読めた。 自分自身も年を重ね人に対しての優しさや配慮という事に対しては20代の頃とはまた違う気持ちを感じる事もありそう言う意味からも興味深く読めた。2013/02/04

るぅく

2
看護婦であるからこそ、いろいろな死の場面に立ち会い、その時に思ったことなどを書かれています。難しい問題ですが・・・信仰がある方のお話、女性絡みが残っている方のお話などいろいろと興味深く読ませていただきました。誰にでも死は訪れるのですもんね。やっぱり運でもあるのでしょうね・・・2009/05/16

コッツ

0
人間、死に方は選べないし、死ぬタイミングも選べない。『いい人』が『いい死に方』をできるとは限らない。2014/10/14

水鳥

0
死についてみんながみんな悲観的ではなかった2011/03/15

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