内容説明
喪失感をどう癒すか。どう暮らせばいいのか。配偶者を喪った五人の体験を通して気鋭の心理学者が綴る、夫婦の絆、生の価値。
目次
第1章 再婚で甦った第三の人生―伴侶を失った者同士の再出発
第2章 夫と息子に先立たれた姑と嫁の相克―夫婦の歴史は死をどう裁いたか
第3章 遺産争い、そして嫁は去って行った―死にゆく者をどう受け入れるか
第4章 幸福を求めた結婚は二度も不幸な結末を招いた―夫に依存した妻の危うい生き方
第5章 愛する人への共通の想いをとことん語り合う―喪失の哀しみはどう癒されるか
第6章 葬式は一家の自立の出発点となった―仕事が培ってくれた自由と自立と子への責任
終章 伴侶の死をいかに乗り越えるか―まず死を受け入れるということ