内容説明
好奇心は友だち、脳を刺戟するシグナル。心と体をきりりと伸ばして、日々に夢をちりばめて生きる。
目次
1 夫が遺した領域―過去からのメッセージ
2 老いのいのちを輝かすもの―好奇心は友だち
3 暮らしに温もりをもたらす出会い―心に灯りをともす街
4 静かに心を包み込む人びと―水の霊力・湖の魅力
5 日々に夢をちりばめて生きる―人間の歴史を運ぶ河
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨハネス
7
1998年刊行、図書館リサイクル本。旧制高等女学校卒で戦後婦人画報社に入社ののち1961年にフリー、という元祖「翔んでる女」か。夫亡き後の暮らし実話が面白い。夫が隠していた恋文、海外旅行珍道中など。そういえば道端で外国人が紙人形を踊らせていたかすかな記憶が蘇った。この人があれを買った後日譚。運転ミスで自分の認知症を心配する話。フランケンシュタインを書いた16歳の幼な妻の話。図書館本しか持たないあたしが、旅行中落としても構わないように以前から用意しておいたのだが、いいタイミングで読めたようだ。 2023/08/08