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内容説明
私は生きる。必ず生きられる。生命は一つしかないのだから、そうたやすく死ぬわけにはいかない―死と隣り合わせの二度の試練を乗り超えさせたものは?ほとばしる愛と生命への祈りをこめて、退院2日目から筆をとった感涙の人間ドラマ。
目次
第1章 なぜ私ががんに(55歳の節目;病めるときにこそ;恐れと気負いと、初めての手術;ゼロ期の幸運;尿意不如意;生と死の距離)
第2章 ときの計らい(あなたがいてよかった;すべてのわざには時がある;ママの愛をください;与えられた人;理由ある反抗;選択のとき)
第3章 筋書きのないドラマ(開き過ぎた世界;老いた親と暮らす;愛憎併存;父のがん・入院・介護;畳の上で看取る;土に還ってのちも)
第4章 再びの試練(触れてくるもの;宣告前後;泣かない約束;がんのステージ;腎臓が死んでいく;脳中の幻)
第5章 生きる密度(笑えたらいい;母と娘の時間;81歳、誕生日のできごと;1日ずつ生存免許の更新をして;苦しみこそ乗り切る力;希望を繋ぐもの)