感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
11
クルクシェートラの戦いからユディシュティラの最後の試練まで。このバージョンはヴャーサがアルジュナの孫である王に語るというスタイルを取っていないので、この戦争の直接の関係者だけの話で完結していて、物語としてのまとまりの良さを感じた。最後の方で100人の息子たちすべてを失ったドリタラーシュトラとガーンダーリー夫妻の悲しみにページを割いていたのもよかった。2020/01/22
りんふぁ
2
ついに全面戦争。クル兄弟滅びたけど、何処か虚しさが残る。 2019/04/09
めい
2
破滅への物語は止まらない。人の愚かさは増大。悪と善の戦いではなく、戦いは悪にまみれたものになった。死生感がしっかりと描かれており、古くから倫理的思考が巡らされていたことの素晴らしさを思った。2014/10/14
トイ
2
神々の賛歌のヴェーダとは違って、根本的な人間の生き方をストーリーを通じて解く話に感じた。面白い。いまも昔も人間のやっちまった話が共通している。しかし、コンパクトにまとめるためとはいえ、一番の武器である大量殺戮兵器ブラフマシラスを使ってる場面をカットするのはどうなのだろうか。2013/06/10